今回紹介するオンラインゲームは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営を行なっている人気のMMORPG『エミル・クロニクル・オンライン』（以下、ECO）。本作は2005年12月にサービスが開始された国産MMORPG。とってもかわいいキャラクターと、ほのぼのとした雰囲気のゲームとあって、いまでも多くのファンに親しまれているゲーム。プレイ料金は30日1500円の課金制だけど、うれしいことに初めてプレイする人は1泊2日の無料体験プレイも実施されているぞ。 ECOをプレイするには、あらかじめ“GungHo-ID”の登録と“アトラクションID”の登録が必要。これらは誰でも無料で行なえるのでご安心あれ！

公式ページからクライアントをダウンロードしてインストールし、IDを登録したら、すぐにECOを楽しめる。ゲームを始めると、まずはキャラクターの作成。ECOには“エミル族”と“タイタニア族”、“ドミニオン族”と呼ばれる3種類の種族が登場する。初めてプレイするのならば、容姿で選んでしまってもいいだろう。今回は人間族がモチーフとなっている男の子を作って始めてみた。

生まれたばかりのキャラクターは、全員“初心者”を意味する“ノービス”という職業になっている。転職をしたい場合は、アップタウンという街の職業ギルドに行けばオーケー。ユニークなのはこの転職システムで、ECOでの一次職業への転職は、レベル制限が設定されていない。転職に必要な条件は、キャラクターのステータスが一定値を満たしていることと、課せられた転職クエストをこなすだけ。よくあるMMORPGでは転職までに数時間から数十時間のプレイが必要になるが、この点ECOはアッサリしている。ただし、上位職になる二次転職を行なうためには、既存のMMORPGと同様にJOBレベルが30以上必要になるようだ。ま、上位職はまだまだ先のハナシなので、気長にプレイしましょ〜ってコトなんだろうね。

作ったキャラクターが画面に登場すると、NPCからゲームの遊び方を学べる。このチュートリアルは途中でリタイアすることもできるが、ECOのシステムを理解するためにもすべて聞いておいたほうがいいだろう。途中でキャラクターが変身するシーンなど、斬新な場面も見られる。ECOの世界を少しでも理解するために、ここはがんばってほしい！なお、ECOは画面上にいくつものウインドーを表示させられる。装備品や持っているアイテム、キャラクターのステータス、クエスト情報、マップなどなど。大量の情報を画面内に配置できるのだ。そのため、ECOは高解像度でプレイしたほうがストレスなく遊べる。初期設定では640×480ドットで起動されるが、可能な限り大画面でプレイすることをお勧めするぞ。見やすさもさることながら、解像度が高いほうが迫力もあるしね！

ECO最大の特徴は、“憑依（ひょうい）システム”！　憑依とは、霊がなにかにのりうつること。と聞くと、少し不気味だけどECOでの憑依は自分の魂を武器や防具にのりうつらせることができる。プレイヤーがフィールド上で自分の武器や防具にのりうつると、他人からは地面に置かれたアイテムの姿にしか見えなくなる。おもしろいのはここからで、もしも他の誰かがこのアイテムを拾って狩りを行なってくれたら、そのときに得た経験値の一部を憑依中のプレイヤーも獲得することができるのだ。また、憑依したプレイヤーはアイテムの姿になってしまっているので、キャラクターの操作は一部スキルを除いて一切できない。ただし、チャットはできるので、アイテム(自分)を使ってくれているプレイヤーと会話はできるぞ。

もしも憑依中にログアウトしなければならなくなったとしても、なにも心配はいらない。アイテムの姿になったプレイヤーがログアウトしても、憑依中のアイテムは消えないためだ。それどころか、ログアウトしている合間も経験値を獲得し続けられるため、次にログインしたときにキャラクターのレベルが上がっている可能性だってあるぞ。こんな便利な憑依システムにも注意点もある。それは、レベルが30以上離れているプレイヤーにはアイテムを使ってもらえないことだ。このルールは、あまりにも大量の経験値を一度に獲得できなくするようになされた処置。「ラクばかりしすぎてレベルアップをしちゃダメだよ！」ってことですね。

ゲームの内容はとっても豪華。ECOにはとても膨大な量のクエストが実装されていて、これらをこなしていくだけでも十分楽しめるが、家を作っていったりとやりこみ要素も充実している。また、過去には何度も大型アップデートが行なわれているため、冒険のフィールドも広大だ。もちろんパーティープレイをしたほうが楽しいのは当然だが、クエストを少しずつ解いていくプレイスタイルならひとりで遊んでも十分に楽しめる。

そして、今月の7月20日(金)には、待望の最新大型アップデートが待っている。『SAGA 6：新生の扉 〜Door of Neogenesis〜』と名付けられた今回のバージョンアップは、“マイマイ島”という島が新たに追加される。この島にはバオバブの木が生い茂るジャングル島。この島の奥地には、謎めいた遺跡や貴重な資源が眠っている……という公式発表もあった。新たな冒険の地を求め、多くのプレイヤーで賑わう島になるのは間違いナシ。ジャングル探検隊に加わりたい読者は、さっそくECOを始めてみては？

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