当時仲の良かった友達がしょっちゅうプレイしていて、何度も遊ばせて貰って、それで忘れられずに親にせがんだゲームです。懐かしいです。

スライムが伸びて縮んで、と言うように、様々なアクションを駆使してさらわれた100匹の仲間達を敵から取り戻すゲームなのですが、かなりしっかり作られているんです。

ゲームバランスが優れているといいますか。一般的に言うとダンジョンに当たる町の外の各ステージで、それはもう様々なイベントが起こり、楽しいです。
問題はその楽しさがほとんど、最初の1回目に訪れたときのみだということなんですが。

町が徐々に活気を取り戻していく様子、「衝撃のしっぽ団」というタイトルそのままの衝撃(色んな意味で)なラスト、とても上手に組み上げられています。

町の作りやキャラクターたちのしっかり加減を考えると、僕は大戦車よりもむしろこちらの方が好きです。
ゲームとしてのわくわくは劣っても、世界観を味わう楽しさなら負けていません。
こういう作品って今あんまりないですからねー……。
それに、大戦車で時々見られるバグっぽい変な現象が、こちらには滅多にないですし。
おすすめできます。