お馴染み「ゴエモン」とその仲間たちが、超和風仕立ての舞台で冒険活劇を繰り広げる。毛筆調で描かれた世界は美しくも懐かしい。ただしやはり仕掛けは容赦なく満載で、ゴエモン節は健在だ。
冒険の舞台は「東海道」。濡れ衣で役人に追われるゴエモン一行は真犯人を捕まえるため東海道を冒険する。浮世絵風に描かれた背景が温かみのある江戸の情景を髣髴とさせてくれる。
道中に仕掛けられた謎を解き明かすために、今作ではNDSの機能タッチパネルが一役買っている。画面上に怪しいところがあったらとにかくタッチペンで触れてみて、何が起こるかドキドキする楽しみが増えた。
本編以外にもミニゲーム収録、ワイヤレス通信でミニゲームを友だちにプレゼントできたり、GBA版『傑作選!がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス』と本作を差し込むと追加要素があるなどのお楽しみ機能も搭載している。
オープニングとステージ間のデモは落語家桂歌丸師匠が江戸弁で軽快な講談調で語り、愉快な江戸の雰囲気を盛り上げる。江戸情緒をコミカルに味わいながら東海道を冒険しよう。(江口 三七十)