Vol.38:低スペックパソコンでも遊べる完全無料FPS『Warsow』
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Vol.38:低スペックパソコンでも遊べる完全無料FPS『Warsow』
いつもWazapを読んでくれているゲーム好きのみなさん、明けましておめでとうございます。2008年もオモシロいオンラインゲームを紹介していきますので、今年もよろしくお願いします。
さて、新年一発目に紹介するゲームは、一人称視点でバンバン敵を撃ちまくる対戦ゲーム。いわゆる"FPS"ってヤツです。ひと昔前までFPSと言えばパソコンゲーム用のモノばかりだったけど、最近ではXbox 360を中心に、家庭用ゲームタイトルとしても人気のジャンル。そんな『Warsow』最大の特徴は、ゲーム本体もプレイ料金も、完全無料ってところ。お年玉がすべてゲームソフトに消えちゃった読者でも、安心して遊べるのがウレシイね。
『Warsow』の内容は、オーソドックスなFPS。キャラクターの移動はキーボードを使い、敵を狙ったり射撃はマウスを用いる。この操作方法は大部分のFPSと同じなので、今後他のFPSを遊ぶときのためにも、このゲームで習得しておくといいんじゃないかな? ゲーム画面の見た目は、カートゥーンシェーダーと言われるアニメ調。テクスチャーやエフェクトはリアルじゃないから、低スペックのパソコンでも十分に遊べる。最近のFPSはまるで実写映像のようにキレイなグラフィックが多いけど、これだと高性能なパソコンが必要。そうすると、対戦を行なった場合に使っているパソコンによって動きが変わってしまうので、フェアなバトルができなくなる。その点『Warsow』は心配無用だ。解像度も800×600ドットから対応しているので、ノートパソコンユーザーでも楽しめる。
ただし、注意してほしいことが一点だけアリマス! 『Warsow』は海外で開発されたゲームなので、表示される文字はすべて英語ということ。でもこれは、それほど問題ではない。FPSというゲームは文字情報が少ないので、出てくる英単語は決まっている。ゲームのルールも単純で、大部分の場合は敵と味方で撃ち合うだけ。なので、ゲーム中に重要となる情報は得点や体力などの数字ばかり。英語力がなくっても思う存分楽しめるから、気にしないでね。
前置きはこのあたりにして、さっそく『Warsow』を始めてみよう。まず最初に、公式サイトからゲーム本体をダウンロード。公式サイト(http://www.warsow.net/)にアクセスしたら、画面上方のタイトルロゴの下に並んでいるメニューから、「download」をクリックしてみよう。すると画面が切り替わり、ゲームをダウンロードできるサイトがリストアップされる。ここで「Windows Full download」と書かれている項目のなかから、好きなサイトをクリック。どのサイトを選んでも同じファイルがダウンロードされるので、落としやすいサイトを選んでファイルを入手しよう。
すると、「warsow_0.32_windows.zip」というファイルが手に入るはずだ。ファイルサイズは約100MBあるので、ダウンロードが終了するまでは少々時間がかかる。お茶でも飲みながら待っていよう。無事にファイルをゲットしたら、適当なフォルダーを作ってその中に解凍する。たったこれだけで『Warsow』のインストールは終了。ね、簡単でしょ?
準備が整ったので、『Warsow』を始めてみよう。解凍したフォルダーを開くと、中に「warsow(もしくはwarsow.exe)」というファイルがあるはず。赤と青の円いアイコンが目印だ。ゲームを起動するにはそのアイコンをダブルクリックするだけ。
▲これが『Warsow』を起動するアイコン。デスクトップなどのわかりやすい場所にショートカットを作っておくと便利だよ。
『Warsow』が起動すると、メインメニューが表示される。上から「join game」、「start server」、「setup」などと書かれている画面だ。始めて起動したとき、まず行なうべきことは、上から3番目の「setup」。 setupでは、プレイヤーの名前やキャラクターの選択、環境設定など。キーボードのカスタマイズやマウスの感度調整なども行なえるが、こちらは遊びながら微調整するといいだろう。
まずはプレイヤーの名前を設定しよう。setupをクリックすると、今度は8つの項目が表示される。ここで一番上にある「player setup」を選ぼう。この画面では、プレイヤーネームの他に、照準の形やキャラクターの容姿を変更可能。必らず変更しなければならないわけではないが、名前くらいは変えておいたほうがいい。すべての変更が終わったら、画面最下部にある「apply」をクリックして、前の画面に戻ろう。
そして、ゲーム画面の解像度を変更したい場合は、「video options」をクリック。ここでは解像度の他に、明るさやテクスチャーの品質などを設定できる。パソコンのスペックが低い場合は、これらの項目を下げておくとゲームがスムーズに遊べるようになる。もしもプレイしたときに画面がガクガクするようだったら変更してみよう。
おまたせしました! 設定が終わったら、いよいよ対戦開始!! メインメニューまで戻ったら、一番上にある「join game」に入ろう。そして、画面が切り替わったら一番下にある「search!」のボタンをクリック。しばらく待つと、画面にはずらずらとカラフルな文字が表示されるはずだ。これが、いま現在対戦を行なっている世界中の対戦ルームだ。この画面で好きな対戦ルームを選ぶと、部屋にいるプレイヤーたちと対戦ができるってワケ。ものすごい量のプレイヤーが、つねに世界中で遊んでいるので、対戦相手に困ることはないはず。
この画面で注目してほしいのは、その部屋に入っているプレイヤーの数。「Players」の項目を見ると、「15/20」や「1/8」といった文字が書かれている。これは、「現在の人数/定員」の意味なので、分子の数が多ければ多いほど、大勢のプレイヤーで賑わっている部屋ということだ。大人数と一緒に遊びたい場合は、この数字に注目して参戦してみよう。 そしてもうひとつ、「Gametype」という項目。これはこの部屋のゲームルールを略語表している。『Warsow』ではさまざまな競技を楽しめ、プレイヤーは好きなルールを自由に遊べるのだ。主なゲームルールは以下に紹介するぞ。
ca
参加者がふたつのチームに分かれて戦うゲーム。どちらかが全滅するまで続く。倒されたら観客になって試合を見守ろう。
ctf
「Capture The Flag」の略称で、わかりやすく言うと「旗取り合戦」のこと。ふたつのチームに分かれて、相手陣地にある旗を持ち帰ってくるゲーム。
dm
「デスマッチ」の略称。自分以外はすべて敵! 何度でも復活可能で、勝敗は制限時間内にどれだけ倒したかで決まる。
tdm
「チームデスマッチ」の略称。デスマッチのチーム版のこと。ふたつのチームに分かれて、協力し合いながら戦う。caと似ているが、tdmは倒されても復活できる。
duel
いわゆる「一騎打ち」のこと。1対1の真剣勝負!
race
戦闘ではなく、レースのこと。目標地点までいち早くたどり着いた人の勝ち。
プレイヤー人数とゲームルールを確認し、気に入った部屋があったらいざ参戦! 参加方法はリストをクリックするだけ。すると、サーバーに接続中の画面が表示される。このまましばらく待っていると、自動的にゲームが始まる。自分のキャラクターが表示されずに観戦モードになっている場合は、「Esc」キーを押してメニューを表示させ、「join チーム名」をクリックしよう。こうすれば、選んだチームの一員として、試合に参加できるはずだ。
ここまでは対戦の始め方を紹介したけど、ひとりで練習することもできる。これはコンピューターが操作する"bot"と呼ばれるキャラクターと戦う。相手は人間ではないので、好きなときにやめられるし、休憩もできる。操作に慣れるまでは、このモードで遊んだほうがいいかもしれない。
練習モードを始めるには、メインメニューから「start server」を選ぼう。設定画面では戦場となるマップやゲームタイプなど、さまざまな設定ができる。大部分の項目は自由に設定していいが、必らず設定しておくべき項目は「number of bots」。これは、コンピューターが操作するbotの数を指定するところ。デフォルトではゼロになっているので練習にならないが、ここに数値を入力すれば対戦相手になってくれる。
また、「skill level」はbotの強さを表している。「normal」でも強すぎると感じたら、「easy」に設定してみよう。「w」「s」「a」「d」で思いどおりにキャラクターを操作できるようになるまでは、easyモードで遊んだほうがいいかもしれない。この練習モードは、キーボードやマウス感度の設定を行なうときに最適。遊びながら気に入ったセッティングが出るまで、何度も変更してみましょ!
練習でコンピューターを倒せるようになったら、再び対戦モードに戻って世界中のプレイヤーと遊ぼう。きっと、さっきよりも強くなっていると実感できるだろう。この『Warsow』はeスポーツなどの競技にも使われているので、腕を磨いたら大きい大会に参加してみるのもいいかもしれない。RPGやアドベンチャーゲームのような平和的なゲームもいいけど、たまには『Warsow』のような激しい銃撃戦ゲームで熱くなるのもいいんじゃないかな?
ライター経歴
佐藤ポン
1972年、神奈川生まれの千葉育ち。パソコンゲームが大好きなフリーランスライター。アスキー、エンターブレインでパソコン誌『TECH Win』の編集者として記事制作に携わった後、2001年にフリーランスとなる。パソコンゲーム以外の趣味はマウンテンバイクとツーリング。ヒマさえあればいろいろなMMOを遊んでいる渡り鳥プレイヤー。
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