往年の『ストリートファイター』シリーズは、誰もが知る対戦格闘。シビアな技の駆け引きが要求される、ある意味ストイックなシステムだった。そんなイメージから、SFOもゲームパッドを使って操作するゲームだと思う人も多いかもしれない。しかし、SFOの操作デバイスはマウスのみ！　むしろゲームパッドには対応していないのだ。マウスボタンと動かし方だけで、攻撃や防御、必殺技を繰り出せるとてもシンプルなシステムだぞ。
キャラは、シリーズメインキャラの"リュウ"、華麗な足技を魅せる"チュンリー"、刀法の達人であるオリジナルキャラ"ヒコ"、暗殺教団の祖であるオリジナルキャラ"テイラン"の4キャラからランダムに3キャラが選ばれます。
ヌンチャクは古くからのチュンリーファン！というワケでチュンリーをメインに使っていくことにした。
キャラを決めたら、まずは"練習モード"で基本操作をつかもう。練習モードでは、制限時間無制限で、攻撃してこないNPCを相手にひととおりの操作を試せる。基本操作は、マウス左右方向で前後移動、上方向でジャンプ、左ボタンがパンチ、右ボタンがキック、左右ボタンで投げ、ホイールボタンが"スーパーコンボ"という割り当て。マウス操作と攻撃ボタンの組み合わせでキャラごとに設定された必殺技を繰り出せる。1回試してみると、マウスだけでこれだけ快適に操作できるのか、とビックリするハズだ。

▲チュンリーは、ICPO（国際警察機構）の特別捜査官。"百裂脚"や"スピニングバードキック"など華麗な足技は健在！

▲豪放磊落な性格の侠客、ヒコ。"地裂斬"や"飛翔旋剣"など、刀を使った必殺技が特徴。

▲毒を自在に操るテイランは、"毒針撃ち"や"隠し針"などトリッキーな必殺技を持つ。

▲メニュー画面。まずは"練習する"をセレクトしよう。

▲練習モードでは、制限時間や相手のことを気にせず操作を試せるぞ。

▲ゲージが貯まれば、スーパーコンボの練習も可能。練習で間合いやタイミングを吟味しよう。

練習モードで基本操作をマスターしたら、さっそく対戦にエントリーしよう。対戦方法は"自動で対戦"と"ルーム対戦"のふたとおり。自動で対戦では、オートマッチング機能が相手プレイヤーを見つけてきて、対戦をセッティングする仕組み。ルーム対戦は、プレイヤーが作成したゲームルームに入って、中のプレイヤー同士で対戦を楽しむモードだ。
いざ対人戦となると、さすがに練習モードと違って焦りが出てしまうもの。ヌンチャクもついやみくもにマウスをガチャガチャしてしまって負けてばかり。しかし、数回対戦する内に落ち着いて必殺技も出せるようになり、ちょっとずつ勝てるようになってきた。ちなみにゲームを始めたばかりのプレイヤーはすべて"初心者"タグが付いている。初心者プレイヤーは、ルーム対戦で"初心者限定ルーム"しか利用できないので注意。初心者タグは、対戦を30戦こなすことで卒業できるので、ガンガン連戦して腕を磨くべし！
対戦ルールは、制限時間99秒間の1本先取制。１回の対戦時間は２〜３分、早くて数十秒でカタがついてしまうので、サクサク対戦できる。対戦に勝利すると、報酬としてゲームポイント（GP）が加算される。GPを貯めれば、ショップでアイテムを購入できる仕組みだ。ちなみに敗北しても少額のGPをもらえるので、数多く対戦すれば勝てなくてもGPは貯められるぞ。

▲対戦メニュー画面。2パターンの対戦方式を選べる。

▲自動で対戦では、対戦相手を自動で探し出してくれるぞ。

▲ルーム対戦では、ルーム内にいるプレイヤー同士で対戦を行なう。

▲タイミングよくパンチとキックを繰り出すと、コンボを繋げられる。

▲ダウン時に攻撃ボタンを入力すると、起き上がり攻撃が発動するぞ。

▲チュンリーのスーパーコンボ"覇山天昇脚"。上昇しながら蹴りを繰り出す。

▲ヒコのスーパーコンボ"断地衝波"。ゲージ5本を消費する。

▲テイランのスーパーコンボ"毒針連続撃ち"。決めればヒット数も激増！

▲対戦終了後の結果画面。勝敗に応じたGPが加算されるぞ。

SFOに登場するアバターアイテムは、設定が"リボルテック"という仕様。"リボルテック"とは、海洋堂が発売しているアクションフィギュアシリーズのこと。パーツのジョイント部分が統一されているため、ほかのフィギュアのパーツを自由に組み替えられるのが特徴だ。対戦でGPをゲットしたらショップでパーツを購入し、カスタマイズできるのだ。
ショップには、各アバターアイテムごとに多彩なパーツを揃えた"人形屋"と、テーマごとに定められたパーツがランダムで手に入る"ガシャポン"がある。人形屋には、初期に手に入る３キャラに加え、"リュウ"や"ザンギエフ"用のパーツも購入できる。ガシャポンは、キャラやテーマごとに分かれていて、使用料を払うごとにランダムでパーツをゲット可能。運次第でシークレットアイテムが手に入ることもあるぞ。
新しいパーツを買ったら、"部屋"でアバターアイテムを組み替え可能。パーツは基本的に頭部、胴部、腕部、脚部の４種類があり、各パーツごとにアクセサリーを付けられる。パーツには、個別の必殺技が設定されていて、組み替えることで見た目と性能面でキャラの個性をカスタマイズできるのだ。SFOの特筆すべき点は、すべてのパーツが組み込み対象となる点。どんなキャラのどんなパーツでも自由に組み替えられるため、自分だけのアバターアイテムを作れる。例えば、チュンリーの脚部にリュウの"ブルージーンズ"を組み込めば、対戦時にチュンリーで"竜巻旋風脚"を出せる。キャラの垣根を越えて、自分のプレイスタイルに合ったカスタムアバターを作れちゃうのだ。ちなみにSFOに登場するリボルテックは、今後海洋堂からリリース予定なので、リアルでSFOリボルテックを購入することも可能だぞ。

▲人形屋では、キャラ別のパーツを販売。アクセサリーも充実しているぞ。

▲お好みのガシャポンに使用料を払って１回引く。どんなパーツが出るかは運次第だ。

▲パーツの組み替えで、新たなスーパーコンボ"気孔掌"を使えるようになった。

▲異なるキャラのパーツも自由に組み替え可能。オリジナルの組み合わせを作れる。

▲チュンリーで竜巻旋風脚を発動。パーツ構成でプレイスタイルを変えられるのだ。

本作は現在、"せいしきサービス前夜祭!!"と銘打った第３次オープンβの真っ最中。度重なるアップデートでアバターアイテムの追加や、システムの改良が行なわれています。新キャラも続々登場予定で、オリジナルキャラ"バイチョウフ"が近く実装されるとのこと。さらに夏にはアメリカ空軍からシリーズおなじみのあのキャラも参戦するらしいです！　新キャラが追加されると、カスタマイズの楽しみもさらに広がります。だれでも無料で、しかもカンタンに楽しめるカジュアルなSFO。まずは遊んでみてください！

▲間もなく実装予定の"バイチョウフ"。このほかにも新要素が目白押しなのだ。