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Vol.82:オランダからやってきたテクニカルMMORPG『スペルボーン』

オンラインゲーマーさん、いらっしゃ〜い!Vol.82:オランダからやってきたテクニカルMMORPG『スペルボーン』

 


by 小松ヌンチャク 2009年11月6日

スペルボーン』は、エキサイトが運営するファンタジーMMORPG。『スペルボーン』の特徴は、日本でサービスインしているネットゲームでは珍しく、オランダで開発されたタイトルということ。遊んでみるとゲーム自体のテイストや搭載システムなど、至るところに独自性が見られます。ゲームの舞台は、かつて悪魔によって統べられ、魔力の暴風"崩壊の大渦"によって大陸が5つに分断された世界。世界観からして重厚なファンタジー感満点。システムも"テクニカルMMORPG"と銘打っているだけあって、プレイヤーを能動的に参加させる仕組みが多く採り入れられています。
そんな『スペルボーン』は現在、クローズドβテストの無制限開放を実施中。つまり、クローズドβテストといっても誰でも参加できちゃうんです!

 

キャラ作成では3系統のクラスを用意

本作のキャラ作成では、近接戦闘クラス"ウォリアー"、攻撃&回復魔法を操る"スペルメイジ"、素早さで敵を翻弄する"ローグ"から使用クラスを選ぶ。レベル5になるとクラスチェンジ可能となり、さらに専門化された上位クラスに就くことができる。自分のプレイスタイルに合わせて、上位クラスまでの計画を立てておこう。クラスを決めたら、キャラの外観や性別、装備の配色をデザインできる。ちなみに筆者はウォリアーを選択した。
キャラ作成が済むと、大陸間を航行する"シャードシップ"船内からゲームが始まる。プレイヤーは新兵として、基本操作を身につけるチュートリアルを受けるのだ。ちなみに本作の操作は、キーボード"W(前進)"、"S(後退)"、"A(左移動)"、"D(右移動)"とマウスで決定やターゲットするスタイル。FPSや欧米産MMORPGで一般的な操作仕様だ。チュートリアルを完了すると、最初のフィールドである"パリアメント"大陸に到着する。

 


キャラ作成画面では、3クラスから使用職業を選択する。

クラス決定後、性別や外観、装備の配色を設定できる。

序盤のシャードシップで、基本操作を身につけられるぞ。
 

チュートリアル終盤、巨大な"シシアン"が来襲。撃退せよ。

最初の拠点"ホークスマウス・ドック"から冒険が始まる。

クエストの豊富さも本作のポイント。約1000もの依頼が用意されている。
 

アクション要素満載の戦闘! 自分だけの戦い方を組み立てよう

『スペルボーン』最大の特徴は、アクション要素満載のバトルシステム。戦闘対象となるターゲットはマニュアルで合わせ、装備武器の射程距離に入ったらスキルを使用して攻撃する。照準がずれたり、射程距離外では攻撃が当たらないので注意しよう。逆にこのシステムは相手モンスターにとっても同じ。相手が攻撃モーションに入ったら、距離を取ったり背後に回り込めば攻撃を回避できるのだ。慣れればダメージを受けずに倒しきることも可能だぞ。
本作のバトルシステムを奥深くしているのが"コンバットドラム"の存在だ。コンバットドラムは、習得スキルを登録するショートカットバーのような役割。通常のショートカットバーと異なるのは、登録スキルを使用するとドラムが回転してふたつ目のスキル配置に変わるところ。スキルを使用するたびに1段目→2段目→3段目……というようにドラムが回転していく仕組みだ。ここで注意したいのが登録するスキルの組み合わせ。スキルにはそれぞれ再使用までのクールダウンタイマーが設定されている。そのため、複数ドラムに同一スキルばかりを登録しても、クールダウンが解けずに使用できない。各スキルのクールダウン時間を考慮して、登録スキルを練る必要がある。もう1点は特定のスキル構成で発生する"スキルコンボ"。各スキルには"スタート"、"ノーマル"、"フィニッシュ"の3種類の属性が付いている。スタート→ノーマル→フィニッシュの順にスキルを使用すると、コンボが発生して、単体で使用するより大幅な効果アップが期待できる。以上のようにクールダウンタイマーとコンボを考慮して、コンバットドラムに登録するスキルを組み合わせれば、戦闘をより有利に運ぶことが可能。自分だけの戦い方を組み立てるカスタマイズ要素が楽しいのだ。

 


戦闘は照準(レティクル)を合わせながら、スキルで攻撃していく。

コンバットドラムは、1段目を使用すると回転し2段目が現われる。

習得スキルは、"スキルデッキ"画面でコンバットドラムに登録しよう。

スキル使用直後に再使用までのクールダウンが発動する。

ウォリアーは複数の敵と同時に渡り合えるのが醍醐味。
 

"ホークスアイ・アカデミー"で上位クラスに転職せよ

プレイヤーキャラがレベル5になると転職の機会が訪れる。都市"ホークスマウス"にあるホークスアイ・アカデミーでは、各クラスごとに3種類の上位クラスに転職可能。ウォリアーを例に挙げると、支援スキルでパーティーを強化する"ブラッドウォリアー"、身体能力を活かして攻撃力を追求する"アデプト"、古代の戦士を憑依させて敵を弱体化させる"ラスガード"という選択肢が用意されている。筆者のウォリアーは、高い攻撃力で押すタイプのアデプトにしてみた。ちなみにスペルメイジは、使い魔を使役して戦う"アンセストラルメイジ"、広範囲魔法と回復に秀でた"ルーンメイジ"、敵を弱体化させる術が得意な"ヴォイドシアー"。ローグでは毒を用いて敵を汚染する"デスハンド"、別の生物に変身可能な"スキンシフター"、使い捨て機械"ガジェット"を自在に操る"トリックスター"。それぞれの基本クラスの特性をより専門化した上位クラスに就ける。いったんクラスチェンジしてしまうと、元に戻れないので慎重に決めよう。
上位クラスに転職すると、インターフェース上に"ボディスロットスキル"を登録するためのショートカットが追加される。ボディスロットスキルは、上位クラス専用の特技を発動するための追加アイテム。筆者が選んだアデプトの場合、初期のボディスロットスキルは"諸刃の剣"。発動すると対象に攻撃を当てると負傷状態になり、追加ダメージを与えられ、攻撃が外れると逆に自らがダメージを負ってしまう特技だ。各上位クラスの特性に合わせた、多彩なボディスロットスキルが存在するぞ。


ホークスアイ・アカデミーでクラスチェンジが可能。

アデプトに転職。画面左上にショートカットが追加される。

ショップでボディスロットスキルを購入。ショートカットに登録しよう。

諸刃の剣発動。文字通りハイリスクハイリターンの特技だ。
 

本作をプレイしてみて感じたのは、とにかく戦闘の楽しさ。ターゲッティングからスキル攻撃、コンボ発動、相手攻撃の回避行動など、戦闘中は少しも気が抜けません。また、新しいスキルを習得する度に、スキルデッキをあれこれ試行錯誤する楽しさも『スペルボーン』ならでは。テクニックと戦術がひとつひとつの戦闘に反映される、奥深いゲームなんです!


エリアや建物のデザインも秀逸。世界観の完成度の高さが伺える。

ライター経歴

小松ヌンチャク

小松ヌンチャク

1976 年長野県生まれ。アスキー、エンターブレインより刊行されていたパソコン誌『テックウィン』編集部に在籍した後、フリーランスとなる。現在プレイしている MMORPGは『大航海時代 Online』と『World of Warcraft』。どちらもサービス開始初期から遊んでるのに、まったくキャラが育たないのはどういうことか悩み中。

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