ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ109:超便利、真夜中でもゲームが購入できるバーチャルコンソール!
仕事が忙しくて途中でストップしていた『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』(ニンテンドーDS 任天堂 2007年6月23日発売 4800円【税込】)を再開してみたのはいいものの、ストーリーがどこまで進んでいたのかをまったく思い出せず広大なマップを行ったり来たり。
しかし、今作のウリであるメモ機能を使い、マップやダンジョンにメモを取っておいたのは不幸中の幸い。でも、適当にメモしていたので、そのメモを解読するのにまた一苦労。ゲームの謎を解くのならまだしも、自分の書いたメモの謎を解くなんて思いもしなかった〜。
「とりあえず気分転換で他のゲームでもやろうかなあ」と思いつつも、時間はすでに真夜中。ゲームを買いに行きたくてもお店は閉まってるし……。
そこで、ふと思い出したのがWiiのバーチャルコンソール。「ネット配信だから時間を気にせず購入できるじゃん!」と、さっそく配信ゲームリストをチェック。ファミコンをはじめ、スーパーファミコン、NINTENDO64、メガドライブ、PCエンジン、MSXの往年の名作タイトルが勢揃い。
当時、前編だけやって後編はクリアーしなかった『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』(ファミコン)も遊びたいし、ゲーム書き換えシステム"ニンテンドウパワー"のソフトとして発売された『はじまりの森』(スーパーファミコン)もプレイしたことないからやってみたいし、『スターフォックス64』(NINTENDO64)のあの空中戦のドキドキ感ももう一度味わってみたいし、『トージャム&アール』(メガドライブ)や、『ギャラガ '88』(PCエンジン)も遊びたい〜。
なんだか、そんな昔のゲームタイトルを眺めていると、当時の記憶が蘇るんですよねえ。友だちの家で夜通しゲーム大会で盛り上がった記憶とか、学校から帰ってきて学ランのままゲームショップにゲームを買いに行った記憶とか。
悩みに悩んだ結果、とりあえず『スターフォックス64』をダウンロード。最新のゲーム機と比べればグラフィック的な見劣りは多少あるけれど、でも、いま遊んでも全然楽しい! ストーリーはもちろん仲間との通信のやりとりなど、プレイヤーを世界に引き込ませるさまざま演出が秀逸。いやあ、良質なゲームは、時代を選ばないんですねえ。
牛丼屋のキャッチフレーズ、「早い、安い、美味い」じゃないけども、ゲームのダウンロード販売ってすぐに遊べるし、安価だし、そのうえ楽しい。時間を気にせず購入でき、箱やパッケージ、流通に掛かるコストがないぶん価格も安い。ユーザーにとっては嬉しい限り。
ネットワーク技術の進化に伴い、将来はもっとゲームのダウンロード販売が盛んになるのかもね。ここ十数年、ゲーム業界を見てきたけど、その進化はほんとに目まぐるしい。ゲーム業界の未来のことを考えると、ちょっとワクワクしてきたかも〜。
おっと、最後にお知らせ。来週8月17日(金)の当コラムはお休みとなります。次回更新は8月24日(金)です。ではでは、次回をお楽しみに〜。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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