ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ39:プレイステーション3、11月下旬に全世界同時期リリース
去る3月15日、ソニー・コンピュータエンタテインメントが都内で行った、"PS Business Briefing 2006 March"という場で正式発表されたんですが、今年の春に発売予定だったプレイステーション3が、なんと11月上旬に発売延期になったとのこと。
発売が延期になった理由には、"次世代DVD規格であるブルーレイディスクの規格制定の遅れ"、さらに"対応ソフトをしっかり作っていきたい"ということなどが挙げられ、「ブルーレイディスクの規格が固まり次第、具体的な発売日を告知する」と発表されたんですよ。
ちなみに、プレイステーション3は全世界で同時発売されるということ。11月上旬という発売時期については、北米のサンクスギビングデー(アメリカのゴールデンウィークのようなもの)から始まるホリデーシーズンに合わせたかたちで決定された、と言います。
さらに、プレイステーション3の生産台数は月100万台、来年度末までに600万台を予定していまして、プレイステーション2発売時よりも出荷台数は多くなるみたい。
首を長くして春の発売を待っていた人にとってはちょっと残念なお知らせだけれども、発売日が延期されたぶん、より最新技術が盛り込まれたかたちで登場することになると思うし、さらに同時発売ソフトのボリューム(質や数)もアップするんじゃないかな?まあゲーム業界における発売延期の例は、今に始まったことではないし、気を長くして心待ちにしたいところですな。
で、さらに"PS Business Briefing 2006 March"では、プレイステーション3のキーワードとして、"プレイステーション、プレイステーション2ソフトとの完全互換"、"発売時において最高スペックのブルーレイディスクを搭載"、"映像出力は従来のテレビ、PCモニター、フルHDテレビなどにも対応"、"HDMI(次世代テレビ向けのインタフェース規格)に対応"、"ハードディスクドライブを搭載"、"発売と同時にネットワークサービスを開始、基本サービス料は無料"ということも挙げらたんです。
おお! これだけのキーワードが揃うなんて、すごくないですか? でもまあ、いくらマシンの性能が良くても、良質なソフトがプレイできないと宝の持ち腐れですよね。そういう意味では、どんなゲームで遊べるのか、という部分が一番気になったり。すでにいくつか対応ソフトも発表されてますけど、さらなる情報を待ちたいところですよね。
PlayStation.jp (プレスリリース): http://www.playstation.jp/news/2006/pr_060315_ps3.html
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
過去のコラム
- 4月7日
- 『Newスーパーマリオブラザーズ』&『スーパーマリオブラザーズ』写真付き切手
- 3月31日
- 伝説(?)のゲーム周辺機器、パワーグローブを知っているか?
- 3月25日
- ちょっとオシャレな海外のゲーム系Tシャツ
- 03月17日
- プレイステーション3、11月下旬に全世界同時期リリース
- 3月10日
- 地球を侵略する宇宙人の気持ちになれるゲーム!?
- 3月3日
- ニンテンドーDS Lite発売! もう手に入れた?
- 2月24日
- キーワードはワンセグとブラウザー、ニンテンドーDS新展開!