ホラーアクションというジャンルに位置するが、一般的なアクションゲームとしてプレイすると違和感や不安を持つ作品であるが、作品自体のストーリー性は非常に秀逸である。

基本的には無駄な戦闘を避けることが望ましい。特に同行者がいる場合は待機させる場所選びも重要である。
マップに自分の位置が表示されない為、視界ジャックや近辺の建築物、立地などを参考に進行させる必要がある。
操作に慣れるまでは操作性に若干の難度はあるが、操作に慣れると一定のステージまでは簡単に進行させられる。
「より早く・より安全に・より確実に」ゲームを進行させることが第一である。
また終了条件を達成出来なかった場合は「何がいけなかったのか・どうすればよかったのか」を考慮して進めていく必要がある。

ステージの所要時間は最短で15秒程度、最長でも10分程度で、総所要時間(すべてのステージの終了条件クリア・アーカイブ収集)は8時間程度で可能。
個人での終了条件達成が困難である場合は、ニコニコ動画やYouTubeなどのプレイや攻略サイトを参考にしないと進行が滞る理由として必要行動の一部に謎の行動が多く見られることが挙げられる。

無理ゲームとして位置付けられるレベルのゲームではない為、繰り返し挑戦することで操作に慣れることを必要とされるが誰でもクリア出来る訳ではないからこその達成感を味わえる作品であることは評価されるべきで、また恐怖感よりも緊張感を味わえる数少ないゲームである。
ストーリー全貌がはっきりと明らかにされる訳ではないのでゲーム要素としては残念であると言えるのかもしれないが逆に謎のすべてが明らかにされないことが恐怖的な要素でもあるが難解であることから賛否両論で判断し難い。

アクションホラーゲームとしてプレイするよりも、与えられた情報を組み合わせてストーリーを把握するゲームにアクション要素が付属しているゲームと思ってプレイする方が適しているのではないかと思う。

やりこみ要素としてはタイムアタックが主体となるが、全終了条件クリアしないとタイムアタックに挑戦出来ない。
またニコニコ動画に投稿されているように縛りプレイも要素としてある。


他のSIRENプレビュー投稿者の中に「武器性能が悪い」「屍人の性能が高い」等とあるが近接武器でも基本的には拳銃屍人や猟銃屍人を倒すことは可能であり、倒す必要性のない場合は陽動や放置などで対処出来るようになっている。
逆に言えば猟銃などの長距離の武器を装備している場合、視界ジャックを駆使すれば同程度の性能を保有出来ることは明らかである。
また説明書に懐中電灯の点灯は発見されやすい、視界ジャックを利用する等のヒントは載っている為、個人の得手不得手の範疇である。