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Vol. 8 :YNK Japan『ROHAN』におけるBOT対策について

Vol. 8 ::YNK Japan『ROHAN』におけるBOT対策について

2006年10月6日(金)

by 佐藤ポン

▲プレイヤーのキャラクターは、ヒューマンとエルフ、ハーフエルフ、ダンのなかから選べる。どれを選択するかによって、スキルの内容が変わってくる。

『SealOnline』などを手がけるYNK Japanが運営するMMO RPG『ROHAN(以下、ロハン)』。3Dグラフィックのファンタジー系RPGだ。このゲーム、一見するとよくある3D CGのキレイ系MMO RPGに見えるが、いくつかの新しいシステムを取り入れている。

ROHAN公式サイトはこちら

もっとも新鮮なシステムは“タウン建設システム”。これは、プレイヤーが自分でフィールド上に建物を建設し、街を作り上げられるものだ。建設には一定の条件が必要なので、誰でもカンタンに建設できる……というワケにはいかない。条件は厳しそうだけど、一度は建設を試してみたいものだ。次は“リベンジPvPシステム”と名付けられた機能。ロハンはプレイヤー同士の戦いを楽しめるMMO RPG。いわゆる「PvPシステム」と呼ばれるもので、最近のMMO RPGではよく取り入れられている。ロハンではこのPvPシステムにひと味付け加えた、リベンジシステムを搭載した。これは、PvPにおける勝敗の結果が自動的に保存され、いつでも確認できる機能だ。これによって、復讐すべき相手を簡単に探す出すことができるのだ。また、このシステムは相手を調べるだけでなく、相手のいる場所まで移動することも可能。白熱したPvPバトルが楽しめる。この他にも、“ソリダリティシステム”や“モンスターキル”システムなども新しい。ソリダリティシステムによって作成できる“結束”は、プレイヤー同士の社会を形成することができる。これは従来のギルドのような横のつながりだけでなく、上下関係も設定できるシステム。組織を巨大にすればするだけ、大きなコミュニティーを作れる。そして、モンスターキルシステムとは、同じモンスターを倒し続けると、得られる経験値量がどんどん増えてゆくシステム。長時間の狩りが少しだけラクになる親切なシステムだ。

こんなロハンだけど、サービス開始時は……

とまぁ、ワタクシ個人的にとても興味があるMMO RPGだったんだけど、あまりプレイはしていなかった。その理由は、サービスが始まってスグのころは、いわゆる「BOT(ボット)」と呼ばれるキャラクターが蔓延していたからだ。BOTを簡単に説明すると、専用ソフトなどで自動操縦されているプレイヤーキャラクター。自動操縦なので、「プレイヤー」と呼ぶのはおかしいのかもしれない。彼らは自動操縦によって次々とモンスターを狩り続けたり、アイテムを拾い集めたりする。人間みたいに途中で休憩することなく次々と狩りを行うので、当然レベルアップも早い。そして、お金も溜まる。場合によっては他人のアイテムや、狙っているモンスターまで持って行ってしまう。もちろん、このような行為は禁止されているのだが、運営会社としてはひとりひとりを調べてBOTか否かを調べるのは不可能に近かった??。

しかし! 9月27日、待望のBOT対策プログラムが導入された。従来、BOTのチェックは運営会社が操作するGMなどが行ってきたが、ロハンではこのチェックをプレイヤー同士が行えるというもの。しかも、チェックをかけた相手がBOTだった場合は、ゲーム内通貨を得られる。考え方によってはお尋ね者を取り締まってる気分にもなれる。もしもチェックをした相手がBOTではなく本当のプレイヤーだとしたら、今度は慰謝料として一定額を相手に支払う。BOTでもないのに疑いをかけられた場合は気分を害するだろうが、多少のお金をもらえるので「まぁいっか……」と気を静めてくれるのかもしれない。

このニュースを聞いて、久しぶりに初めてみたら、確かにBOTの姿は見られなかった。すべてのエリアを探索しているわけではないので断定はできないが、以前よりは少なくなっているはずだ。せっかくなので、これを機会にまた新しいキャラクターを作って初めてみようと思う。プレイヤー同士の対戦に興味がある読者のみなさんも、いっしょに始めてみませんか?

▲会員登録は無料。公式サイトの登録ページで名前やメールアドレスを入力すればオーケー。

▲登録が終了したら、クライアントプログラムをダウンロード。ダウンロードの量も確認できる。

▲冒険が始まったら、近くのNPCに会話をしてみよう。“ウルフ”を倒すクエストを受けられるはずだ。

▲これがそのBOT対策プログラム。詳細は公式サイトに掲載されているぞ。

小松ヌンチャク





ライター経歴

佐藤ポン

佐藤ポン

1972年、神奈川生まれの千葉育ち。パソコンゲームが大好きなフリーランスライター。アスキー、エンターブレインでパソコン誌『TECH Win』の編集者として記事制作に携わった後、2001年にフリーランスとなる。パソコンゲーム以外の趣味はマウンテンバイクとツーリング。ヒマさえあればいろいろなMMOを遊んでいる渡り鳥プレイヤー。

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