Vol.88:目ざせ乱世統一! ブラウザーのみの本格三国シミュレーション『熱血三国』
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Vol.88:目ざせ乱世統一! ブラウザーのみの本格三国シミュレーション『熱血三国』
by 小松ヌンチャク 2010年02月12日
クライアントのインストールなしで手軽に遊べるブラウザーゲーム。オンラインゲームではトレンド真っ只中、という感じで多くのタイトルがサービスインしています。今回紹介するタイトルは、1月27日にオープンβテストが始まったばかりのブラウザーシミュレーション『熱血三国』。古代中国を舞台にした『三国志』を題材にした歴史シミュレーションです。
"ブラゲー"で"三国志モノ"と来れば、以前紹介した『ブラウザ三国志』を思い出す人も多いかもしれません。デフォルメされたグラフィックやシステムをシンプルにしたカジュアルな『ブラウザ三国志』に対し、『熱血三国』は、リアルタッチかつ実行可能なコマンドも詳細になった本格指向。同じ三国志モノでも、大きく異なる内容になってます。
まずは内政! "発展任務"に従事しながら国造りに励もう
キャラメイクで君主の見た目とプレイ開始エリアを決める。三国志ゲームでは呉プレイを旨としている筆者は、大陸南部の"揚州"を選択した。
『熱血三国』の世界に移行すると、メインであるインターフェースが表示される。初見では、各パラメーターが各所に配された見た目に敷居の高さを感じるかもしれないが、チュートリアルに従っていくと各コマンドやパラメーターの役割が徐々にわかる仕組み。また、同時に初心者支援用アイテムが入った"初心者ギフト"を受け取れる。
君主として序盤にすべきは内政。初期に持っている資源を使って郊外の領地に採集施設を建て、兵糧や木材などの生産量を上げる。城内には専門施設を建てて、兵士の育成や武将の雇用などを行なえるように国造りに励むのだ。本作には任意の条件を達成することで報酬を得られる"任務"が用意されている。"発展任務"は、序盤の領地発展に必要な任務を多数受けられ、各任務を達成することで資源報酬を受けられるため、効率的かつ着実に国造りに励める。発展任務をひとつずつこなしながら国力を上げていくのだ。
"宝物"アイテムを効果的に使おう
ゲーム開始時にもらえる初心者ギフトには、プレイに役立つ多彩なアイテムが入っている。生産量をアップしたり、施設を建設する際の待ち時間や新技術の研究時間を一定時間短縮するなど、序盤にはうれしいブーストアイテムが利用可能。プレイ序盤のスタートダッシュに活用しても良いけど、もし隣国からの襲撃があった場合、防御機能の強化など緊急時に使用する局面もあるかもしれない。各種アイテムは有限なので使いドコロが肝要だ。また、便利アイテムは電子マネーやクレジットカードで購入できるゲーム内通貨"元宝"を使って購入も可能。施設の建設数を増加させたり税収入をアップさせたりなど、強力な品が揃っているので、余裕のある人は検討してみるのも良いだろう。
新米君主の命題は生産量と人口増加!
序盤の内政でのテーマは"生産量と人口"。自国の人口を増やせば労働力も上がるし税収も潤う。"民心"は国民の君主に対する忠誠心を表わしたパラメーター。高い値に保つことで、人口も増えていく。民心は時間経過とともに下がっていくので、15分ごとに実施可能な"民政"で資源を施し、一定値をキープしよう。
本作の資源は"兵糧"、"木材"、"石材"、"鉄材"の4種類。郊外に"農地"や"採石場"を建てることで生産量を確保できる。核施設をアップグレードすれば生産量もアップするぞ。ただし、各施設には一定の労働力が充てられるので、人口に対しての余剰労働力との兼ね合いに注意しながら運用しよう。発展任務には、各資源の基礎生産量を一定値まで上げる任務があるので、個々の任務をクリアーして報酬をもらいながら生産量を上げていくのが自国繁栄の近道だ。
多彩な能力を持った武将を雇うべし
『三国志』と言えば、個性的な武将がたくさん登場するのが魅力のひとつ。本作には総勢900名の武将が登場し、プレイヤーの配下として活躍してくれる。城内に"酒場"を建設すると、各地を放浪する武将たちが酒場に立ち寄るようになる。序盤に立ち寄る武将は本作オリジナルの架空武将で、武将タイプや文官タイプなど様々な武将が登場するぞ。武将を雇用するためには、武将の役職を任命する"人事院"が必要。人事院を建て、気に入ったタイプの武将が酒場に来たら雇用して配下にできる。
武将を配下にしたら、人事院で"城主"に任命しよう。領地の基礎生産量に、城主となる武将の能力に合わせて生産量が加算される。武将は業務に従事するごとに経験を積み、レベルアップしていくので、人材育成の楽しみも用意されている。酒場をアップグレードして等級を上げると立ち寄る武将の数も増え、『三国志』に登場する有名武将を配下にできるチャンスも訪れる。人材を育て、陣容を強化していこう。
歴史シミュレーションならではの醍醐味を満喫!
本作のほんの序盤をプレイしてみての感想は、ブラウザーゲームだと思って軽い気持ちで始めたプレイがいつの間にか夢中になっていたこと。国造りに際し、あれこれ試していく内に徐々に効果的な内政力が付いていく、シミュレーションならではの楽しみもちゃんと体験できちゃいます。初プレイから1週間経ち、初心者保護期間が解かれると、NPCからの侵略を受けることになります。今後は自国を守る術を身につけて行かなければなりません。筆者にとって『熱血三国』の本格的な局面はこれから。始まったばかりの『熱血三国』の戦場に、皆さんも参戦してみましょう!
ライター経歴
小松ヌンチャク
1976 年長野県生まれ。アスキー、エンターブレインより刊行されていたパソコン誌『テックウィン』編集部に在籍した後、フリーランスとなる。現在プレイしている MMORPGは『大航海時代 Online』と『World of Warcraft』。どちらもサービス開始初期から遊んでるのに、まったくキャラが育たないのはどういうことか悩み中。
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