ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ158:『エレベーターアクション』はステルスアクションの元祖だ!?
ここ最近、知り合いに「何のゲームにハマってる?」と訪ねると、その答えのほとんどが、『モンスターハンターポータブル 2nd G』か、『メタルギアソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』。……2作品とも人気があるゲームだけど、個人的にはあまり興味がなかったり(失礼!)。そんな、マイナー好きな(?)ボクは、ニンテンドーDSの『リズム天国ゴールド』を買っちゃいました(まだ封を開けてないけど楽しみ!)。
で、『メタルギアソリッド』といえば、ステルスアクションゲームの元祖的な作品ですけど、じつはMSXで発売された初代『メタルギア』(1987年)よりもまえに、もうすでにステルスアクションと呼ばれる作品があったんですよね〜。
その名も1985年にファミコンで発売された『エレベーターアクション』(笑)。スパイになって敵地に潜入、敵の攻撃をかわしつつ機密文書を入手しビルから脱出することが目的の本作は、まさにステルスアクションゲームのはしりではないかと!(笑) 冗談に聞こえるかもしれませんが、半分本気!(笑)
だって、『エレベーターアクション』は、一瞬だけどドアの内側に隠れて敵をやり過ごしたり、電灯を撃ってビル全体の明かりを消して自分の存在を消す、なんてこともできるじゃない。また、スパイという設定自体、ステルスな存在だし(笑)。
「だからどうした?」と言われると身もフタもないのですが……だったらもう、"コラムの文字数を埋めるために書いた"ってことでいいです(笑)。
で、タイトーのレトロゲームといえば、一般的に『スペースインベーダー』の印象が強いと思うんですが、個人的にはいま説明した『エレベーターアクション』か、『ちゃっくんぽっぷ』(知ってるかなあ?)のどちらか。
ちなみに、タイトーのマスコットキャラって、『パズルボブル』の"バブルン"か、もしくは"インベーダー"ってイメージですけど、そのむかしはマスコットキャラ(イメージキャラ?)を『ちゃっくんぽっぷ』の"ちゃっくん"が務めてたんですけどねえ。といってもいまの若い人は"ちゃっくん"って言われてもわかんないですよね(笑)。気になる人はネットで検索を!
ま、個人的には、角刈り? それともリーゼント? である『エレベーターアクション』の主人公が、タイトーのイメージキャラでもいいなあ、なんて思っているんですが。つーか、『エレベーターアクション』の主人公のコイツ、名前なんて言うの?
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ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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