ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ159:マップエンターテイメント、"ストリートビュー"!
先日、"Googleマップ"の新機能である"ストリートビュー(日本版)"のサービスがスタートしましたね。
"ストリートビュー"というのは、世界各地(日本では東京や大阪など12都市)の主要道路の風景写真を閲覧できるサービス。画像は上下左右に動かしたり拡大縮小することもでき、さらには実際に散歩をするように道路に沿って移動することも可能。
道路という道路は写真の継ぎ目なく、クリックひとつで、あたかも自分がその場を移動しているかのような体験ができるんです。百聞は一見にしかず、利用は無料ですので、ぜひ一度体験してみてください。
いやー、航空写真を使った"Googleマップ"も眺めているだけで楽しいけど、"ストリートビュー"は眺めるだけではなく、その街を散歩できちゃうのがスゴイ。家に居ながらにして、あこがれの任天堂(京都)にも遊びに行くことができちゃうんですよね。
あ、そういえば、PLAYSTATION Storeで配信されている、『The Last Guy Japan Premium』(プレイステーション3 ソニー・コンピュータエンタテインメント 2008年7月31日配信 500円【税込】)というゲーム、これって"Google Earth"の航空写真を使って制作されたアクションゲームなんですよね。
プレイヤーは、実際の浅草の街(航空写真)を駆け巡って、襲いかかるゾンビから人々を救出させるというもの。詳細なゲーム内容は、公式サイトにプロモーション映像があるので、ぜひチェックしてみてください。『The Last Guy Japan Premium』の公式サイトはこちら。
いや、"Google Earth"や"Googleマップ"が登場したとき、テレビゲームに活用したら面白いだろうなあ、と思っていたんですが、ついに出ましたねえ。実際の街の航空写真なので、お寺や遊園地などの名所もそのまま。まさにガイドブック的に楽しめるゲームなんですよね。新しい地図のカタチといってもイイかもしれません。
さらに今後は、"ストリートビュー"を活用した新たなエンターテイメントやゲームが出てきてもおかしくないですよね。実際にいまネット上では、"ストリートビュー"を使った面白スポット探しが流行っていまして、たとえば決定的瞬間が写っている風景や、なかなか見ることができない美しい風景、ちょっとした心霊スポットなどをみんなで情報共有しているんです。
このような"遊び"自体が、ひとつのエンターテイメントですよね。いわゆる『出没!アド街ック天国』や『VOW』的なカンジ? 上手にテレビゲームにできれば面白いと思うんですけどねえ!
で、最後に。次週、8月15日(金)更新の当コラムはお休みさせて頂きますー。次回更新は8月22日(金)です。それでは、夏休み楽しんできます!
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
過去のコラム
- 9月5日
- PSPの新型モデル発表とXbox 360値下げ!
- 8月29日
- ゲームが得意な外科医は手術も上手?
- 8月22日
- 夏バテしたカラダにエネルギーチャージ、”ロックマン E缶”!
- 08月08日
- マップエンターテイメント、"ストリートビュー"!
- 8月1日
- 『エレベーターアクション』はステルスアクションの元祖だ!?
- 7月25日
- 8年ぶりに新作発表、『ディアブロ 3』!
- 7月18日
- 夏はクーラーいらずのホラーゲームでひんやり涼しく!