ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ161:ゲームが得意な外科医は手術も上手?
ネットのニュースで面白い記事を発見! なんでも、日ごろゲームで遊んでいる外科医のほうが、ゲームで遊んだことのない外科医と比べて手術中のミスが少なく、また手術速度も速いという調査結果が出たそうですよ。なんかちょっと「へぇ〜」ってカンジですよねえ。
もっと詳しく説明しますと、アメリカのアイオワ州立大学心理学部の調査チームによって、"ゲームプレイと外科医の手術レベル"の関連性を調べたレポートが発表されたとのこと。
男女33名の外科医を対象に、腹腔鏡手術(お腹に小さな穴を開けて、その穴からカメラや手術器具を出し入れし、モニター映像を見ながら行う手術)の訓練プログラムを実施。また、これまでのゲームの経験をアンケート調査しつつ、さらに現在のゲームプレイのレベルを測定するために『スーパーモンキーボール2』や『サイレントスコープ』、『スター・ウォーズ レーサーリベンジ』(これは日本未発売?)といったゲームをプレイしてもらって、そのスコアを調査したそうです。というかゲームソフトのチョイスが、けっこう微妙なカンジもするんですが(笑)、それは置いといて……!
で、その調査結果はというと、「1週間に3時間以上ゲームを遊んでいた時期がある」と答えた外科医は、ゲームを遊んだことのない外科医と比較して、手術中のミスが37パーセント少なく、手術速度が27パーセントアップするといった差が出たそう。ちなみに、この調査結果を活かすべく、訓練プログラムの一環にゲームプレイを取り入れた医療機関も現れているんだとか。
まあゲームのジャンルや内容にもよるけど、ゲームをプレイすることで目の反応速度や、論理力、問題解決力、反射神経、集中力などが養われるといっても過言ではないと思うんだけど、うーん実際はどうなんでしょうねえ?
ちなみにですが、ゲームが好きな外科医に、アトラスの手術アクションゲーム『カドゥケウス』シリーズをプレイさせたら、すごいスコアとか叩き出しちゃうんでしょうか? 逆に『カドゥケウス』シリーズがめちゃくちゃ上手な人が外科医になったら、ブラックジャックばりの凄腕の医者になったりしちゃうんでしょうかねえ(笑)。ともあれ、ゲームファンにとっては興味深い調査結果ですよねえ。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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