ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ103:『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』の新しい遊びに驚き!
前回のコラムでも書きましたけど、家の引っ越しの準備が全然進みません。この機会に思い切って、いらない雑誌とかCDとかフィギュアとかガンガン捨ててるんだけど、物がいっこうに減らないのはなぜ? 押し入れの奥で誰かが物を生み出しているとしか考えられません。あ、もしかして新種のポケモンか〜!?
とかなんとか片付け作業に悪戦苦闘しつつも、ちゃっかり『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』(ニンテンドーDS 任天堂 2007年6月23日発売 4800円【税込】)で、遊びほうけているんですが……。
今回の『ゼルダ』はひと味違う。まず最大の特徴は、基本的にすべての操作はタッチペンで行うということ。とはいっても、複雑さや煩雑さ一切なく、ひたすら手を動かすのがとても楽しい。また、おなじみの『ゼルダ』特有の謎解きも健在。十字キーとボタンではない、タッチペンを駆使した謎解きが非常に新鮮。
さらに、いままでの『ゼルダ』にはない新しい遊びのひとつが、「メモを書く」ということ。画面上にタッチペンで直接文字や線などを書きながら謎を解いていくその作業がすごく新しい。わざわざ紙とペンを用意しなくても、ゲーム画面に直接、文字や線を書くことができるのは快適だし目新しい。
そして、マイクを使ったギミック。これもいままでの『ゼルダ』にはなかった遊び。ネタバレになるから詳しくは書きませんが、一方でタッチペンを操作しながら、マイクに向かって声を出す……そんな遊び方も盛り込まれています。
でだ、一番びっくりしたのが、なんとニンテンドーDS本体の××を一度××して、また××するという仕掛けがあったこと。ネタバレになるから伏せ字にしてますけど、なんとなくわかります? この謎解きを解いたときは「え〜、こんなのアリ〜?」ってビックリしましたもん。
手を動かす、声を出してしゃべる、ニンテンドーDS本体をいじる……これら、いままでの『ゼルダ』シリーズにはないギミックにワクワクしながら遊んでいます。
まさに、ニンテンドーDSの本領を垣間見た感じ。『ゼルダ』ファンでなくとも、ぜひ一度遊んで欲しい1本ですよ。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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