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アドベンチャーゲームの醍醐味っていったいなんだ?

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

- Game is not Over -

ステージ195:アドベンチャーゲームの醍醐味っていったいなんだ?


2009年5月1日(金)更新分


ファミコン版『ポートピア連続殺人事件』。

アドベンチャーゲームと言って、真っ先に思い出すのが『ポートピア連続殺人事件』。ちょうど中学生のときにパソコン(NECのPC-6001)版をプレイしたんですが、2転3転するドラマチックなストーリー展開と、「え! なんで?」という衝撃のエンディングは、いまだに記憶に残っています。

当時('80年代)はパソコン(当時はマイコンと呼ばれていた)ブームでして、数多くのアドベンチャーゲームがリリースされていたんですよね。いわゆるアドベンチャーゲームの黄金期。いろいろ遊んだなあ。『ミステリーハウス』をはじめ、『デゼニランド』や『サラダの国のトマト姫』、『黄金の墓』、『惑星メフィウス』などなど(知らない人はググって!)。

そのころのアドベンチャーゲームといえば、選択肢からコマンドを選ぶ方式ではなく、基本はキーボードから直接単語を入力する方法でした。作品のなかには、まったくヒントもなく「どうすればいいのよ!」という、難解な謎解きも多かったけれど、それでも頭を悩ませ推理しながら物語を進める"冒険の楽しさ"がたっぷり詰め込まれていた気がします。

アドベンチャーゲームは、プレイヤーがゲームの世界に入り、あたかも自分の取った行動によって物語が変化していくさまを楽しむゲーム。そういう意味で言うと、最近のアドベンチャーゲームは「ちょっと、うーん?」という作品もあったり。


ファミコン版『サラダの国のトマト姫』。

もちろん、選択肢を選んでストーリーを分岐させるのもひとつのゲーム性だけど、どうしても"見ているだけ感"、"読んでいるだけ感"は拭えないのです。

テレビゲームはインタラクティブなもの、"コール"があれば"レスポンス"があるように、相互に作用してこそ楽しめるものだと思うんです(対話をしながら、よりゲームの世界に没入するのがひとつの楽しさ)。

個人的にはですね、美麗な映像をほぼ見ているだけのRPGとか、ボタンを押して進めるだけのアドベンチャーゲームとかは、やっぱり苦手。でも、なんだかんだ言って、ボタンを押してストーリーを読ませるだけの(申し訳なさそうにたまに選択肢が出てくる)アドベンチャーゲームって、そこそこ人気があるんですよねえ。ま、これも時代の流れですかね。

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

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