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ステージ197:思わず泣ける『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』!
ここ最近、コツコツと遊んでいるのが、ニンテンドーDSのRPG、『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』(2007年に発売された『時の探検隊・闇の探検隊』のパワーアップ 版)。入るたびにダンジョンのカタチやアイテムの出現場所が変わる、お馴染み『不思議のダンジョン』シリーズの"ポケモン"バージョンです。
『不思議のダンジョン』といえば、『風来のシレン』シリーズを遊んだことのある人にとっては非常に馴染みのあるシステム。ちなみに『風来のシレン』では、冒険の途中で力尽きると、それまでに築き上げたレベルが1になり、また持っていたアイテムもすべて失うという、"ヒリヒリした緊張感"がゲームの楽しさのひとつになっています。
で、『ポケモン不思議のダンジョン』は、題材が"ポケモン"だけに、低年齢層や『不思議のダンジョン』シリーズ初心者でも楽しめるような作り。たとえ冒険の途中で力尽きても、レベルは1に戻らず、また持っているアイテムもすべてて失うこともない。ゲーム序盤はけっこう"チカラ業"でどんどん次のフロアを目指して突き進めばなんとかクリアーできちゃうやさしめの難易度。
『風来のシレン』における、"ヒリヒリした緊張感"を求めている人には、ちょいと肩すかしを食らうかもしれませんが、本作の最大の魅力は友情と思いやりに満ちたストーリーにあります。ゲームに登場するポケモンたちの仲間を信じる純粋で真っ直ぐな気持ちは、まさに感動モノ。"ポケモン"好きならこの世界観にドップリとハマるはず。
ボク自身、正直そんなに"ポケモン"に思い入れはないんだけど(でも、これまでの『ポケモン』のゲームは一応プレイしてる)、まるで絵本を読んでいるかのような雰囲気で、気が付けばこの世界観にのめり込んでしまったほど。ところどころに目頭が熱くなるシーンがあって、心にじんわりと響くんですよねえ。
ちなみに、ボクの息子はまだ3歳なのですが、最近少しずつですが"ひらがな"が読めるようになってきました。まだまだ、ひとりでゲームをプレイするのは無理ですけど、"ひらがな"がしっかり読めるようになったら、絵本を読み聞かせるかのごとく一緒に遊んでみたいなあ、と思います。
あ、そうだ『ポケモン』といえば、2009年秋にはシリーズの最新作の『ハートゴールド』と『ソウルシルバー』がニンテンドーDSで発売されるとのこと。じつはこれ、'99年に発売されたゲームボーイ版『ポケットモンスター 金・銀』のリメイク。ジョウト地方での冒険が、ニンテンドーDSで蘇るのは、とっても楽しみ。こっちも息子と一緒に遊びたいなあ。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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