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ゲーム系のイベントって、なんで撮影禁止が多いの?

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

- Game is not Over -

ステージ222:ゲーム系のイベントって、なんで撮影禁止が多いの?


2010年04月09日(金)更新分


写真は"E3 2004"のときのもの。ここ数年行っていませんでしたが、今年の"E3 2010"は取材しに行ってきます。当コラムでもレポート記事を書く予定ですのでお楽しみに!

数年前、世界最大級のゲームショウであるE3(エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ)に取材にいったときのこと。

基本的にどのメーカーブースも写真撮影はオッケーで、カシャカシャと自由にいろいろな写真を撮っていたんですけど、とあるゲームメーカー(しかも日本のメーカー)にだけ、「プレス・報道であってもすべて撮影禁止です」と言われて、「え、なんで?」と思ったことがあります。

だって、そもそもE3って一般公開されていない関係者向けのイベントですし、ボクらのようなマスコミが取材してアピールすることで作品の宣伝にも繋がると思うんですよね。お披露目会のようなもんでしょ? この手のイベントというか発表会って。うーん、あのメーカーは、何のために出展していたんだろう? 写真を撮られて困るのなら、最初から自社でクローズドなイベントを開催すればいいのに〜、なんて思いました。

で、いまのご時世って、個人情報保護法だなんだで、気軽に写真や動画を撮れなかったりするじゃないですか。だって、幼稚園や小学校の運動会や発表会などでさえ、個人情報保護法などを理由に、"カメラ・ビデオ撮影禁止"を呼びかけているところも多いし。

いやね、ゲームショウやゲームイベントなどで"撮影禁止"、というメーカー側の意見もなんとなくわかりますよ。「開発途中の画面なのでユーザーに誤解を与えたくない」、「発売まえに、内容のネタバレをしたくない」などといった理由かもしれない。もしも、撮影された写真がネットにアップされたら、その広がりを止めるすべもないですしね。

……だったら、わざわざ最初からショウやイベントなどのお披露目会に出さなくていいんじゃない、と思ってしまうボクはイジワルでしょうか?

ちなみに、IT系や携帯電話関連のショウやイベントの場合、リアルタイムでネットで生中継をしてしまうなど、非常にオープンだったりするんですよね(もちろん写真撮影もオッケー)。さらに、日本の美術館や博物館はほとんどが撮影禁止だと思いますが(カメラの持ち込み自体ダメなところも)、かの有名なフランスのルーヴル美術館は、写真撮影はオッケーなんですよね(でもフラッシュは禁止)。

まあ、ショウやイベントの内容やお国柄とか、それぞれの違いはあるとは思うんですけど……それでもゲーム関連のショウやイベントでの"撮影禁止"は、もうすこし緩和してほしいなあ、と個人的には思うわけです。

一般ユーザーだって、せっかくのショウやイベントですし記念写真くらいは撮りたいですよね? あとボク自身は、すごく仕事がしにくいので、なんとかならないかあ、と思ってます(笑)。

【毎月、第2・第4金曜日更新】

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

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