ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ76:年末恒例『桃太郎電鉄』シリーズの最新作発売!
この年末年始休みは、"ぶっとびカード"を使って北海道に遊びに行きたいくらい、『桃太郎電鉄』シリーズが大好きなボクですが、なんとシリーズ16作目となる『桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!』(プレイステーション2 ハドソン 2006年12月7日発売 7140円【税込】)がついに発売されました?!
というか16作目ってすごくないですか?初代『桃太郎電鉄』がファミコンで発売されたのが1988年だから、今年で18年目!しかも、16作目といっても携帯電話版の『桃鉄』シリーズは数に入ってないので、実際は16作品以上もリリースされてるんですよね。これほどまで長くシリーズ化されているゲームって他にないんじゃないかな?
ちなみに、みなさんご存じかと思いますけど、『桃鉄』はサイコロを振ってマップ上の物件を購入しながら目的地(駅)を目指し、ゲーム終了後、資産が1番多かったプレイヤーが勝ち、というボードゲーム。
で、今作の『桃太郎電鉄16』はというと、『桃鉄』史上最強といえるほどのバージョンアップぶり。一番高い物件を消してしまうイレーザーボンビー、カードを腐らせるゾンビボンビー、取り憑かれた人以外の全員を幸せにするハピネスボンビーなど、ゲームを盛り上げるさまざまな新ボンビーも登場。
さらに、新イベント、新カード、新駅などが大幅に追加され、マップも拡張。そのうえシステム面で見直された部分も多く、より快適に遊べるように改良されているのもファンには嬉しい部分。
『桃鉄』シリーズの最大の魅力は、ボードゲームとしての楽しさはもちろんですけど、日本の地理の勉強になるという点。実際ボクも、『桃鉄』シリーズをプレイするようになってから、日本の地理や特産物などに詳しくなりましたし、まさに遊びながら知識が身に付くのはヘタなお勉強ソフトよりも全然オススメですよ。
シリーズのファンはもちろんですけど、できればいままで『桃鉄』をプレイしたことのない人にも遊んでもらいたい1本。いやね、「いまから始めても上級者には勝てないもん」と、いうようなイメージも少なからずあると思うんですけど、『桃鉄』は運とテクニックのバランスが絶妙で、たとえ初心者であっても、最下位から一発逆転して優勝できる可能性もあるゲームなんですよ。そういう意味では、上級者、初心者はもちろん、男女・年齢も問わず誰でもが楽しめるボードゲーム。
この年末年始は、家族と、また友だちと『桃太郎電鉄16』で盛り上がってみてはいかがでしょ?
このゲームが1本あると、人が集まったときに重宝しますよ。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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