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ステージ73：Wiiのゲームをいくつか遊んでみたよ

2006年11月17日(金)更新分

12月２日に発売される任天堂の次世代ゲーム機、Wii。本体と同時に発売されるソフトは全部で16タイトルもあるんだけど、そのなかの数本(任天堂から発売される４作品)をじっくりと遊ぶことができたので、今回はそのプレイリポートをお届けしたいと思います?。

じつは去る９月14日に幕張メッセで開催された任天堂Wiiの関係者向け発表会、"Wii Preview"でも、何タイトルかの作品を遊びましたけど、プレイ時間が限られてたし、また発表会用のゲーム内容だったんですよね。しかし今回遊んだのはちゃんとした製品版レベルのモノ。

とまあ前フリが長くなっちゃいましたが、まずは『はじめてのWii』から……。これは、的撃ち、ピンポン、ビリヤード、釣りなど、９つのゲームを収録したミニゲーム集でして、どれも非常にシンプルなゲーム内容なんだけど、押す、引く、ひねる、回すなど、遊ぶだけでWiiリモコンの操作が自然と身に付く作りになってます。コアなゲームファンには物足りないかもしれないけど、ゲーム初心者なら十分楽しめるハズ。ちなみに、この作品はWiiリモコン１個がセットになって4800円【税込】。Wiiリモコン分の値段を引くとソフト自体は1000円とコストパフォーマンスは高いです。1000円でこの内容ならアリかと。

そして、『Wii Sports』。テニス、野球、ボウリング、ゴルフ、ボクシングと５つの競技が楽しめるスポーツゲームなんですが、スポーツゲームというよりも、まさにスポーツそのものなカンジ。操作はWiiリモコンを振るだけと直感的だし、カラダを動かす楽しさが味わえます。グラフィック的にはリアル志向じゃないけど、臨場感はリアル。ただ、けっこう白熱するとカラダが動いてしまうので、狭い場所だと遊びにくいのが難点かなあ。

どんどん行きます、次は『おどるメイドインワリオ』。これは『メイドインワリオ』シリーズ同様、おバカなテイストがイイ感じの瞬間アクションゲーム。Wiiリモコンを縦に持ったり横に持ったり、手のひらに乗せたり、腰に付けて持ったりと、さまざまなスタイルでテンポ良く繰り出す多彩なアクションが心地よいです。これ、遊んでいる人より、まわりでそのプレイ姿を見ているほうが面白いです。

そしてそして、期待してる人も多いと思いますが、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』。Wiiリモコンとヌンチャクを使った操作はすごく直感的で、主人公リンクとの一体感はシリーズ一番と言っていいくらいの出来です。前作、ゲームキューブ版『風のタクト』の、あのかわいらしいグラフィックも良かったけど、今作の幻想的なグラフィックもとても魅力的でカッコイイです。グイグイと引き込まれるストーリーも秀逸。もちろんアクションや謎解き要素は、『ゼルダ』テイストを継承してます。これは『ゼルダ』ファンなら間違いなく買いですよ。

と、一気に紹介してきましたが、いやね、『Wii Sports』なんて、ゲームとしては非常にオーソドックスなんだけど、操作が異なるだけで違った楽しさが味わえるし。また、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』も『おどるメイドインワリオ』も、ともにシリーズ続編モノだけど、操作感が異なるだけで、いままでには味わえなかった新たな楽しさ、心地よさを堪能することができました。

やっぱりね、十字ボタンとＡ、Ｂボタンに慣れ親しんできた者としては、Wiiリモコンを振って遊ぶ感覚はとっても不思議なんですよ。振ったり回したり、ときには立ちあがってカラダ全体を使うので、ゲームによってはけっこう体力を使うんですよね。運動不足のボクにとっては、まさにいい運動で息切れがするほど。ゲームで遊んで息切れするなんて、ホントに不思議な感覚ですよ。