ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ71:あの、おなじみのヒーローになりきれる『Let's !TV プレイ』
ひょんなことからバンダイさんにお借りした玩具(ゲーム機)、『Let's! TV プレイ ドラゴンボールZ バトル体感かめはめ波2 オッスおめぇ悟空 天下一武道会』(バンダイ 2006年10月28日発売 7875円【税込】)がオモシロイ。
"オッスおめぇ悟空"という、ちょっと力の抜けたネーミングもある意味オモシロイんだけど(失礼!)、そうではなく、ボクが言いたいのは、そのゲームシステムのこと。
じつはこれ、ドラゴンバンドと呼ばれる専用のセンサーを手に装着し、テレビ画面に向かって手を動かすことにより、ゲームを遊ぶことができるというシロモノ。
敵の放ったエネルギー弾を手で弾くのはもちろん、テレビ画面に向かって手のひらを押し出せば気功波を撃つこともできるし、必殺技ゲージが溜まれば、両手の手のひらを敵に向けて、かめはめ波を出すことも可能。さらに、攻撃方法も多彩で、原作『ドラゴンボール』でおなじみの、元気玉、気円斬、魔貫光殺砲などの技も出すことができる。
テレビ画面に向かって手を振りかざして遊ぶ、その一風変わった操作感覚はとても新鮮。また、手を動かすだけでも、けっこうな運動になるので、ある種スポーツに近い感覚も。
ふと思ったのだが、これって任天堂のWiiリモコンに似た感覚。コントローラー操作が苦手な人でも、カラダを動かすという直感的な操作方法でゲームが楽しめるのは、非常に敷居が低く間口も広い。
実際、この『Let's! TV プレイ ドラゴンボールZ バトル体感かめはめ波2 オッスおめぇ悟空 天下一武道会』(商品名長い!(笑))は子ども向けの玩具だけど、大人のボクでも手軽に楽しめたし、また、本商品にはキャラクター育成や技の習得など、奥の深いやり込み要素もあるので、コアなゲームファンにも楽しめるハズ。
ちなみに『Let's! TV プレイ』はシリーズ化されていまして、『ドラゴンボールZ』以外にも、『NARUTO-ナルト-』や『ウルトラマン』、『ボウケンジャー』、『仮面ライダーカブト』などの商品もリリースされているそうで。ほとんどがヒーローなりきり系のラインナップですが、このシステムを使えば、一風変わったスポーツゲームや、レースゲーム、パズルゲームなどの作品も作れるハズ。
たとえば、ロッククライマーやコック、はたまたDJや消防士などになりきるゲームなんてのが発売されたらオモシロそうかも!
(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション (C)2006 SSD COMPANY LIMITED (C)BANDAI 2006
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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