ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ68:各社のゲーム機が2006年度グッドデザイン賞を受賞
去る2006年10月2日に、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する、2006年度グッドデザイン賞の受賞結果の発表があったんですけど、なんと本年度は5つものゲーム機が受賞したそうで。
そのラインナップはといいますと、任天堂のゲームボーイミクロ、ニンテンドーDS Lite、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション2(SCPH-70000)とPSP、そしてマイクロソフトのXbox 360の5つ。
ちなみにグッドデザイン賞とは、デザインを通じて生活の向上と産業の高度化を図ることを目的に、1957年に設立された日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度。今年で50周年を迎えたグッドデザイン賞ですが、これまでの受賞作品はなんと30000件以上もあるんだとか。
まあ、グッドデザイン賞という名称を知らなくても、賞のトレードマークである、"G"マークくらいは目にしたことがあるハズ。けっこうみんなの身の回りにも、グッドデザイン賞の受賞作品って溢れているんですよ。たとえば、キッコーマンの卓上しょうゆびん、明治のおいしい牛乳、スコッティティシューなども過去の受賞作品。
ちょっと話がそれちゃいましたけど、先ほど紹介した5つのゲーム機が、そんなグッドデザイン賞を受賞したんです。
過去にも、『太鼓の達人』シリーズの専用コントローラー"タタコン"や、プレイステーション2用ソフト『塊魂』および『みんな大好き塊魂』、さらにプレイステーションやゲームボーイアドバンスSPなど、ゲーム関連の商品が受賞したこともありますが、今回のように一度にまとめて5つものゲーム機(ゲーム関連の商品)が受賞となったのは、おそらく初なんじゃないか?
さまざまなエンターテイメントを提供するゲーム機だけに、やはりその見た目も独創的で美しく&楽しくないとね。それでいて使いやすく親切さがあるという部分が評価されたんじゃないでしょうか?
ゲームファンとしては、今回の受賞はちょっと嬉しかったり。なんでもそうですけど、良いデザインの良いモノって、使っていて楽しいですしねえ。
(C) 2006 Japan Industrial Design Promotion Organization
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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