ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ140:最近の出来事・思ったことアレコレ
3月といえば年度末。卒業、進学、入社、転職などで、慌ただしい時期でもあります。そんななかボクも他に漏れず、新しい仕事が増えたりとバタバタしているんですが、年度末と言えばたくさんのゲームソフトが発売される時期でもあります。
多くのゲームメーカーは3月が決算。年度内に売り上げを伸ばそうとするため、年末のクリスマス商戦同様にゲームソフトの発売ラッシュとなるわけ。
とはいえ、発売されるソフトのなかには、「とりあえず年度内に間に合わせて出しておこう」的なソフトがあるのも否めず、イマイチな作品も多かったり。ちなみに3月は、仕事で約50タイトルものゲームをプレイしましたが、「これは!」という良質作品は少なかったなあ。
そんななかハマったのは、『メトロイドプライム3 コラプション』(Wii 任天堂 3月6日発売 6800円【税込】)。アイテムを集めるごと行動範囲が広がっていく楽しさ、そして謎を解いたときの達成感が心地よく、さらに臨場感溢れる数々の演出も秀逸。直感的な操作方法も非常に遊びやすかったです〜。
で、話は変わって、先日『ファミ通Wave DVD』のスタッフおよび、『巨人のドシン』を手掛けたゲーム作家・飯田和敏さんらと食事をしてきました。まだ詳細は言えないんだけど、DVD付きゲーム雑誌、『ファミ通Wave DVD』の映像コンテンツでスタートする新番組の打ち合わせ。これがすごく面白いものになりそうな予感なので、気になる人はぜひチェックを。詳細が決まったらまたお知らせします。
それと、NHKアーカイブス放送された"ルポルタージュにっぽん インベーダー作戦"という番組を観る。これは1979年に放送された番組で、当時一大ブームを巻き起こした、インベーダーゲームブームからアミューズメント産業の実態に迫っていくという内容。
当時はまだゲーム(アミューズメント)業界の黎明期。時代をカンジさせる数々のゲーム映像が懐かしく、また頻繁に出てくる「マイコン(マイクロコンピュータの略称)」という言葉が当時の雰囲気をよく表していたなあ。ここから発展し、いまのゲーム業界が築き上げられたと思うとなんだか感慨深い。
そして最後に。荒川沖駅で起きた連続殺傷事件ですが、マスコミはこぞって、「容疑者の趣味はゲーム」という部分を真っ先に報道し、やれ"ゲーム脳"だ、やれ"ゲーム感覚"だとゲームを叩く。このような少々短絡的な見方はどうにかならないものか? と思う。これについては、言いたいこともたくさんあるけど、またの機会に〜。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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