ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ1:次世代ゲームマシンに期待すること
中華屋のショーウィンドウにペタリと貼られる「冷やし中華始めました」のポスターよろしく、今週から始めましたローリング内沢のコラム、"ゲーム イズ ノット オーバー"。
ゲームライター&ゲーム批評家としてもがんばっているウチザワさんが、ゲームに関する思いの丈をぶつけたりぶつけなかったり、いま話題の(というか微妙に古い?)レッサー パンダのように2足で立ったり立たなかったりと……そんな内容で毎週更新していきまっす!
でだ、ボクを含む多くのゲームファンがここ最近気になっていることといえば、レッサーパンダの2足立ち……ではなく、5月18日?20日までアメリカのロサンゼルスで開催さ れた世界最大のゲーム見本市、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)で発表された3大次世代ゲームマシンのことじゃない?
ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション3、任天堂のレボリューション、マイクロソフトのXbox 360と、3社の次世代ゲームマシンがついに揃い踏み。ボ クは残念ながら今年はE3に行けなかったんだけど、ゲーム情報サイトやゲーム雑誌などで見る限りでは、「わかんないけどなーんかスゴそう」、「でも、"ワタシ脱いでもスゴイんです" というエステのCMよりはスゴクないかも」というワケのわかんない印象。
とはいえ、CPUはウンGHz(ギガヘルツ)で、演算能力は現行機のウン倍で、ハードディスクの容量はウンメガバイトなどと言われてもさっぱりピンと来ない。さらに、次世代機で 動くゲーム画面やデモ映像などを見て、「リアルでキレイだな?」とは思うものの、心の底から沸き起こるワクワク感はなぜか薄い。
いや、というのもですね、ゲームの楽しさってのは決してゲーム機の性能や、ゲーム画面の美麗さだけでは計り切れないものなんですよね。ゲーム機のスペック、さらにはゲー ム映像のキレイさは、ゲームの楽しさとは直接イコールではないと思ってます。そういう意味では、「どのような楽しい遊びを提供してくれるのよ?」という部分が一番知りたか ったり……。
でもまあそのような部分は追々各社から発表になると思うんですけど、各次世代ゲームマシンの高スペックが、リアルで美麗な映像だけではなく、キチンと"楽しい遊び"を提供 するための要素に使われればいいなあと、個人的には思います。
とか言いつつも、"新しいゲームマシン"というだけでついつい買っちゃうんですけどね。さあ、いまからムダ使いを押さえてゲーム機貯金でもするか?。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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