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御主人様ヤバイですわ、『Killer7』の芸術性の高さに殺らましたわ

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

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ステージ2:御主人様ヤバイですわ、『Killer7』の芸術性の高さに殺らましたわ


2005年6月24日(金)更新分

killer7

「ヤバイです、御主人様ヤバイですわ」……っつーのは、アクションアドベンチャーゲーム『Killer7』(カプコン 6月9日発売 プレイステーション2/ゲームキューブ)に登場するキャラクター"イワザル"の口癖。

いやー、先日クリアーしましたよ。というかプレイしててほんとヤバかったですよ。なんつーの、ゲームやってひさびさに「ガツー ン!」ときたカンジ? レッサーパンダが2足で立つのなんか目じゃないくらいの衝撃ですよ。「エンディングに近づくのが悲しい」と いうか、「もっと遊ばせてくれ!」と思わせてくれたボク好みのゲームでしたね。

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すでにプレイしている人、もしくはボクよりもいち早くクリアーしてしまった人には説明不要だと思うんですが、また遊んだことの ない人のために説明しておきますと……プレイヤーは、"Killer7"と呼ばれる7つの人格を持つ殺し屋、"ハーマン・スミス"となって、 さまざまな暗殺依頼などをこなしていくっていう内容。全編ハードボイルドテイストで構成されており、一部暴力シーンやグロテスク な表現があるため18歳以上が対象となっている大人向けの作品であります。

とにかく、メッセージやシナリオがめちゃくちゃクール。また、トゥーンシェードと呼ばれる描画技術を使ったアメコミっぽい独特 のグラフィックもカッコイイ。さらにですよ、アイテム表示画面やセーブ画面、ロゴタイプやフォントなど、細部にまで渡ってこだわっ て作られたデザインも目を見張るものがあるんですよ。そのトータルワークはまさに芸術の域。この一貫したこだわりが独特の雰囲気 を醸しだし、『Killer7』ワールドを作り出しているといっても過言ではないかも。

そんな細かいところまで気にしてゲームを楽しむ人って多くないかもしれませんが、ゲーム性だけではなく、そのデザインやBGM、 インターフェイスなどまで楽しむボクにとってはやっぱり気になる部分だったり……。

世の中にはさまざまなエンターテイメントがありますけど、こういう作品を体験すると、「ああやっぱりゲームって素晴らしいエンタ ーテイメントだなあ」と思うわけですよ。映画や小説、音楽、演劇などにはないインタラクティブ性もあって、自分でアクションを起 こして楽しむことができるのも素晴らしさのひとつですよね。

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人生を楽しむのと同様、ひとつのゲームをいろんな角度から楽しむのっていうのは、自分の視野を広げるいいきっかけになるので は? と思ってみたり……ま、とにかくイイ意味で「ヤバイ!」ゲームなので、まだ体験していない人は、その芸術性を堪能し、自分自 信の肥やしにしてみてくださいな。

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター&エディター。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』 (ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野 はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザイン。趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

 

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

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