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ステージ58:『ニンテンドーDSブラウザー』使用感レポート
先日、インターネット販売のみでリリースされた『ニンテンドーDSブラウザー』(任天堂 2006年7月24日発売 3800円【税込】)を購入してみましたよ。
知らない人のために一応説明しておきますと、『ニンテンドーDSブラウザー』は、ニンテンドーDSでインターネットサイトが閲覧できる専用のウェブブラウザー。ニンテンドーDS用とニンテンドーDS Lite用の2種類が発売されていますけど、拡張カートリッジのカタチがそれぞれのハードに合わせた形状になっているだけで中身は同じ(ただし、ニンテンドーDS用はニンテンドーDS Liteにも使えるけど、ニンテンドーDS Lite用はニンテンドーDSには使えないので要注意)。
携帯電話端末などで使用されているオペラソフトウェア社のブラウザーソフト『Opera』をニンテンドーDS向けにアレンジした商品で、タッチスクリーンや2画面といったニンテンドーDSの機能を上手に活かしているのが特徴。文字の入力にはATOKを採用し、タッチスクリーンを簡易キーボードとして使えるのはもちろん、タッチペンによる手書き入力も可能です。
ちなみに接続は、自宅に無線LANの環境があればオッケー。また外出先であっても、ニンテンドーWi-Fiステーションや、フリースポットといったアクセスポイントで使用することも出来る。
で、正直なところ、あまり期待はしていなかったのですが(任天堂さん失礼!)、これが思っていたよりも使えるし、操作してて楽しいんですよ。ただ、動画ファイル、音声ファイル、FlashやPDFファイルなどには対応しておらず、そういう意味ではパソコンでインターネットサイトを閲覧するのと比べれば力不足だけれども、たとえば食事をしながらとか、寝っ転がりながらとか、気軽にネットサーフィン(死語?)できるのがいいんですよね。
なんかちょっとした調べモノしたり、掲示板を読んだり書き込んだりといった用途ならば、ぜんぜん『ニンテンドーDSブラウザー』でもいいカンジ。とくに、フト思いたったときに、電源入れてすぐに使えるのも便利。パソコンだと起動まで時間かかるし。
携帯性やお手軽さという面では、パソコンよりも使いやすいなあという印象。パソコンを持っている人は、サブのインターネットブラウザーとして使用するのが最適かもね。
(C) 2006 Nintendo (C) Opera Software ASA.
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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