『恋のマイアヒ』や『エヴァンゲリオン』などがファミコンサウンドで蘇る
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ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
? Game is not Over ?
ステージ60:『恋のマイアヒ』や『エヴァンゲリオン』などがファミコンサウンドで蘇る
え?、先週1週間夏休みを頂きまして、いろいろなところへ遊びに行ってきましたよ。以前、このコラムで紹介した『スペースインベーダー』グッズをチェックしに、表参道ヒルズにあるインテリア雑貨店Idea Framesにも足を運んできました?。ステッカーやらキーホルダーやらピンバッジやら、カッコイイ『スペースインベーダー』グッズがたくさん売られていましたよ。つーか、表参道ヒルズに初めて行ったんですが、いやーオシャレすぎ。雑多なところが好きなボクには到底似合わない場所でした。ともあれ、『スペースインベーダー』グッズの販売は8月31日まで行われているそうなので、興味のある方はぜひどうぞ!
で、ここからが本題。じつはですね、8bit Projectというアーティストのデビューアルバム、『FAMILIAR COMPUTING WORLD』(JOINT RECORDS 8月23日発売 2000円【税込】)のライナーノーツを書かせて頂いたんですよ。
チップチューンと呼ばれるジャンルのCDなのですが、CDショップなどではたぶんテクノやクラブの棚に置かれていると思います。チップチューンって聞き慣れない言葉ですけど、ファミコンやゲームボーイなど、むかしのゲーム機のピコピコした音を彷彿とさせるような音楽ジャンルのことでして、チップミュージックとか、はたまた8ビットミュージックなどとも呼ばれている、ここ最近話題の音楽ジャンルなんです。
ちなみに本作を手掛けた8bit Projectのリーダーである伊藤俊治さんは、プレイステーションのテレビCMで流れる、あの「ポッ」というサウンドロゴを作った人。
空耳の歌詞が話題となった『恋のマイアヒ』や、プロレスラー長州力(いまや長州小力のほうが有名?)の入場テーマ曲『パワーホール』、そして往年の名曲、YMOの『ライディーン』、はたまた『エヴァンゲリオン』や『キューティーハニー』など、本作には時代や音楽ジャンルを越えたさまざまな楽曲が、秀逸なチップチューンとして見事にアレンジされて収録されているんです。とくに、アニメ『ゲームセンターあらし』の主題歌が収録されているのはゲームファン泣かせ!
収録曲のなかには、「あれ? この音って、あのゲームの効果音じゃない?」というような、ゲームファンならニヤリとするような演出が盛り込まれているのもポイント。まるでクイズじゃないですけど、そんな謎解き要素(?)が盛り込まれているのも、まさにゲーム(ファミコン)的なんですよね。
まさに、リアルタイムでファミコンを遊んでいた30代のファミコン世代にはどこか懐かしく、またファミコン未体験の人には目新しく感じられるアルバムに仕上がってます。しかもジャケット写真はクラフトワーク(ドイツのテクノユニット)の『Computer World』風なのもカッコイイ! ぜひぜひ興味のあるかたは買ってください?。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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