ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ61:ニンテンドーDS、9月発売のオススメゲーム
先日、仕事(とあるゲームの取材)で京都にある任天堂さんへ行ってきました。その京都へ向かう新幹線のなかで、たまたま発見したのが、ニンテンドーDSの"Touch! Generations(タッチジェネレーションズ)"シリーズの広告。
いやー、新幹線の車内にも広告を出していたんですねえ。初めて見たので、ちょっとビックリ。でも、長距離移動をする新幹線や飛行機のなかで時間を潰すには、携帯ゲーム機は最適ですからね。実際、ボクが乗った新幹線の車内でも、ニンテンドーDSで遊んでいる人を数人見かけましたし、そういう意味では非常に効果的な広告展開なのかも、と感心しちゃいました。
で、今回はそんなニンテンドーDS(およびニンテンドーDS Lite)で楽しめる、9月発売のオススメゲームを3本紹介したいと思います。
まず、ひとつ目は、『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』(ニンテンドーDS 任天堂 9月2日発売 4800円【税込】)。これは、35歳の独身男が幸せ探しの旅に出るという、一風変わったRPGでして、その主人公とは『ゼルダの伝説』シリーズにちょこちょこ登場する風変わりなおじさん、チンクル。
お金の損得勘定だけを考えて行動する明快なゲームシステムで、各地で収集した名産品や、自分で調合したアイテムの売却金、また人助けなどによる謝礼金、ボスを倒して得る戦利金などでお金を稼いでいくのですが……もちろん収入もあれば出費もあって、アイテム購入のためにお金を使ったり、情報を得るために街の人に情報料を支払ったりと、収入と出費のバランスを考えながら行動するという、まさに消費者金融顔負けのゲーム内容となってます。さらに、持ち金がなくなったら命も尽きるという、かなり切実なシステム。
サウンドやグラフィックなども細部にまで渡って非常にこだわって作られていまして、謎解きあり収集要素あり戦略性ありと、じっくりとやり込みがいのある内容に仕上がってます。ありきたりなRPGに飽き飽きしている人にはオススメの作品かも。
そしてもうひとつが、『超操縦メカ MG』(ニンテンドーDS 任天堂 9月2日発売 4800円【税込】)。これは、巨大ロボットを操縦するアクションゲームでして、重機タイプや昆虫タイプなど100種類以上ものさまざまなロボットを操縦する楽しさが味わえる作品。
ニンテンドーDSのタッチパネルに描かれたコクピットを操作(タッチ)し、ロボットを操縦するというアイデアは斬新。さらに、操縦するロボットによって、コクピットの形状が異なり、戦略性が変わってくるのも面白い部分。ゲームの世界観や演出なども良く、幼いころロボットアニメなどにハマったお父さん世代にも楽しめる作品だと思います。
最後は、『Wi-Fi対応 役満DS』(ニンテンドーDS 任天堂 9月14日発売 4800円【税込】)。じつはこれ、昨年発売された麻雀ゲーム『役満DS』のWi-Fi対応版なんですけど、個人的にはこの作品を一番待ち望んでいたり。全国の見知らぬ雀士と気軽に対局できるなんて楽しくないはずがない。しかも、ボイスチャットでの会話も可能なので、実際に卓を囲んで麻雀を打っているかのような臨場感も味わえる。麻雀初心者でも楽しめるような、さまざまな配慮がなされているのも◎。麻雀好きな人なら絶対ハマるはず。
以上3本、気になる人は要チェックですよ!
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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