イギリスの老舗ゲームメーカーが放つ『RACE DRIVER GRID』
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ステージ184:イギリスの老舗ゲームメーカーが放つ『RACE DRIVER GRID』
うわっ! 今日って13日の金曜日じゃん。欧米では不吉な日として捉えられていますけど、国によっては、宝くじの売上が上昇する幸運な日であったり、はたまた"13 日の火曜日"や"17日の金曜日"のほうが不吉な日だとされている場合も……。日本では"13"よりも"4(死)"や"9(苦)"のほうが不吉だとされていますよね。でもまあ、国や地域によって、その考え方や捉え方はまちまち。気にしないのがいちばんですかね。ちなみにボクのラッキーナンバーは"4"ですから(笑)。
ということで、世間一般的には明日の土曜日(2月14日)はバレンタインデー。みなさんはチョコをどのくらいもらう(あげる)予定です? ボクはというと、すでに仕事関連の方々から義理チョコを数個頂きました。さらに、"ワザップ!"スタッフからは、「コラムのネタとしてぜひ遊んでみてください」と、Xbox 360版のレースゲーム『RACE DRIVER GRID』(Xbox 360/プレイステーション3 コードマスターズ 2009年1月15日発売 各7140円【税込】)を頂いちゃいました。
ちなみに、本作『RACE DRIVER GRID』を制作したのは、コードマスターズというイギリスのゲームメーカー。知らない人も多いと思いますが、それもそのはず、本作が日本市場参入第1弾タイトルになるそう。とはいっても、欧米では名のしれたゲームメーカーでして、『コリンマクレーラリー』シリーズや『TOCA RACE DRIVER』シリーズなど数々のレースゲームを手掛けています。設立は1985年なので、かなり老舗の会社なんですよね。『RACE DRIVER GRID』ですが、すでに欧米では2008年6月に発売されていて、およそ150万本を売上げているんだとか。
そんな、レースゲームに強いゲームメーカーだけあり、この『RACE DRIVER GRID』は非常に良い出来。まあ、レースゲームとしては比較的オーソドックスなシステムなんですが、特出すべきはインターフェイスの使いやすさとグラフィック演出のすごさ。とくにクラッシュ時のグラフィック描写は非常にリアルで見た目に爽快感があります。
さらにコースごとに難易度設定ができたり、上位に入らなくても完走さえすればお金がもらえたりと、レースゲーム初心者でも楽しめる作り。また、重量感が感じられるずっしりとした操作感覚は、本当にクルマを運転しているかのようで心地よいです。
クルマの運転に特化したゲームシステムなので、チューニングなどの小難しい要素は一切なし。運転の楽しさを追求し、サーキットや市街地、峠などバラエティー溢れるコースを楽しむことが出来るのもひとつのウリ(渋谷の街を舞台にしたコースもある)。まあ正直、細かい部分の遊びにくさもあるんですが、それを差し置いてもレースゲームとしての完成度は高いです。
ちなみにクルマのチューニングはできないですが、カラーリングを変えたりゼッケンを貼りつけたりすることは可能。もちろん、ボクのゼッケンナンバーは"4"にしてます(笑)。
あ、そうだ。2008年5月にマイクロソフトから発売された、Xbox 360の『>オーバーロード:魔王サマ 復活ノ時』も同社が開発してます。これ、『ピクミン』風のアクションゲームで面白いですよ。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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