ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ86:ゲーム業界で働くためには? (前編)
時期的に、もうすぐ卒業・進学シーズンということもあってか、ここ最近、学生さんなどから「将来、ゲーム業界で働きたいと思っているんですけど、どうすればいいですか?」というような質問をされることが多いんですよね。
このコラムを読んでいるみなさんのなかにも、「将来はゲーム業界で働きたいなあ」と思っている人も多いハズ。
ひと言で「ゲーム業界で働きたい」と言っても、その職種はさまざまなんですよね。ゲームクリエイター、プログラマー、デザイナーなどをはじめ、ゲームメーカーの営業や広報、はたまたゲーム雑誌の編集者など、ゲームに携わる仕事は多種多様。
「ゲームクリエイターになりたいんですけど」とか、「ゲーム雑誌の編集者になりたいんですけど」という質問なら、的確なアドバイスもしやすいんですけど、「なんでもいいからゲーム業界で働きたい」という抽象的な質問だと答えに困ってしまったり。
でも、そういう気持ちも良く分かるんですよね。ボク自身も学生時代、「将来、どうしたいのか」、迷ったこともありましたから。
そんな人は、まずはいろんなことにチャレンジしつつも、そのうえで「自分は何になりたいのか」という、しっかりとした目標を作るのがいいと思います。目標さえ決まれば、あとはその目標に近づくためにがんばればいいだけですからね。
参考になるかどうかわかりませんが、ちなみにボクの場合、学生時代に「何かしらモノを作る仕事に就きたい」と思ってまして、なおかつゲームも好きだったので、軽い気持ちでゲーム雑誌の出版社にアルバイトとして入ったんですよね。そこで、雑誌を作る楽しさや文章を書く楽しさを知り、そのままアルバイトから社員に昇格、最終的には10年ほど、その出版社にお世話になったんです。で、10年が経ち、さらにもっと自分の仕事の幅を広げたいなあ、と思いまして、その出版社を卒業し、現在のようにフリーのライターになったというワケ。
現在は、ゲーム業界に限らず他の業界でも、即戦力が求められる時代ですから、経験もなく気軽にアルバイトで入るのはなかなか難しい部分もありますよねえ。そういう意味では、ボクは非常にラッキーだったかもしれません。
じゃあ、どうすればゲーム業界で働くことができるか、という話は次週のこのコラムで詳しくお話したいと思いますー。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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