ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ87:ゲーム業界で働くためには? (後編)
先週のコラムに引き続き、ゲーム業界で働くためにはどうすればいいか、という話題。
前回もお話しましたけど、ここ最近は、ゲーム業界に限らず他の業界でも、即戦力が求められることが多いので、そういう意味では、「やる気だけはあります!」とアピールしてみても、経験がなければなかなか職に就きにくかったりもするんですよね(もちろん、未経験者でも採用してくれる企業もありますよ)。
なので、まずは知識や技術を身に付けるのが先決かも。ほら、いまって昔と違って、ゲームクリエイター科とか、ゲームライター科とか、ゲーム系の専攻がある専門学校も多いじゃないですか。そこで知識や技術を学んでからでも遅くはないと思うんですよね。さらにそのようなゲーム系の専門学校なら、ゲーム関係の企業からの求人案内も多そうだし。
もうすでに知識や技術を身に付けてますよ、という人は、自分の作品や企画書などを、ゲームメーカーやゲーム出版社などに持ち込んでみてはいかがでしょう? そのような持ち込みを受け付けている会社もありますから、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
もしくは会社に属さず、フリーランス(フリーゲームクリエイター、フリーゲームライターなど)としてゲーム業界で働くのもアリですけど、そのためには、それなりの信頼や人脈が必要になってきますので、いきなりは難しい部分もあるかもしれません。でも、これもゲーム業界で働くための、ひとつの道筋。
で、ゲーム業界では、どのような人が求められているかというと、これは企業や業種によっても異なると思うんですけど、ひとつには"発想が豊かで創造力のある人"かなあ。自分がゲームメーカーの社長だったら、そういう人が欲しいなあ、と思うし。
ほら、ゲームってエンターテイメントじゃない。みんなを楽しませたり驚かせたりするためには、人とは違った視点や発想が必要になってくると思うし、なにかしら個性的な要素は重要だと思うんですよねえ。
ボクが言うのもアレですけど、ゲーム業界ってとても楽しいですよ。でなきゃ、十数年もこの業界で働いてませんしね。「将来、ゲーム業界で働きたい」と思っているみなさん、ぜひぜひがんばってほしいと思います。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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