ニンテンドー3DSからKINECTまで! "E3 2010"レポート
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ステージ227:ニンテンドー3DSからKINECTまで! "E3 2010"レポート
さてさて、前回予告したとおり、6月15日〜17日(現地時間)の3日間、アメリカはロサンゼルスで開催された世界最大級のゲーム展示会"E3 2010"に行ってきましたよ〜。
今年のE3をひと言で表すなら、ずばり「驚き」! 思わず「おおっー!」と声を出してしまったほど、さまざまな驚きと感動がありました。
まず最初にビックリしたのが、Xbox 360用のモーションコントローラー"KINECT"ですよ。ボクも実際にKINECTのゲームを体験したんですが、なんていうのかな、とても不思議なプレイ感覚でした。WiiのWiiリモコンしかり、プレイステーション3のPlayStationMoveしかり、一般的なモーションコントローラーって、何かしらの送信機(リモコン)を手に持つじゃないですか。でもKINECTは、まったく手に何も持たないんですよね。
かれこれ、30年以上もテレビゲームで遊んできたボクですが、何も手に持たずにゲームをコントロールするのは、まさに初体験。しかも、これが思っていたよ りも反応がよく(失礼!)、体全体を使って楽しむいままでにない遊びが楽しめました。ホントに何も考えずに体を動かすだけでいいので、これならゲーム初心者の幼児から年配の方まで、簡単に楽しむことができるなあと。大げさではなく、これすごい発明ですよ。
そしてもうひとつの驚きが、ニンテンドー3DS。ゲーム雑誌やネット上の記事や写真などではなかなかそのすごさが伝わりにくいと思いますが、これが思っていた以上にビックリ!
3D映像とはいっても、3D映画のように目のまえに何かが飛び出すという感覚ではなく、画面のなかに奥行きがあるカンジ。遠近感がリアルに描かれ、"物"が"物"としてそこに存在しているカンジなんです。
さらにすごいのが、本体横に立体視の効果を制御するスライドバーが付いていて、任意に2Dと3Dの映像を切り替えられるんですよ。このスライドバーを動かすことで、2Dの映像がもりもりっと浮き出て、瞬時に3Dになるのがめちゃくちゃ面白い。この、"もりもり"感は初めての感覚でした!
なかなか、言葉で伝えるのは難しい部分もあるのですが、この驚きはぜひ1度体験してもらわないとわからないかも! 発売日や値段の発表はありませんでしたが、年内発売(年度内?)との噂もあるので、ぜひみなさん心待ちにしてほしいと思います。
で、ほかにも、新型のXbox 360が発表されたり、『ゼルダの伝説』の最新作、Wiiの『The Legend of Zelda: Skyward Sword』が遊べたりと、かなり盛りだくさんな内容の"E3 2010"だったのですが、個人的には、Disney Interactive Studiosブースで展示されていた、映画『Tron Legacy』のゲーム版『Tron Evolution: The Video Game』がかっこよくてしびれました。このゲームこそ、KINECTやニンテンドー3DSで遊んでみたいです(笑)。
【毎月、第2・第4金曜日更新】
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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