ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ167:東京ゲームショウ2008 ビジネスデーレポート
「は〜るばる来たぜ〜、は〜こだて〜!」……あ、ウソ! 函館じゃなくて幕張でした。今年もはるばる行ってきました、"東京ゲームショウ"。
毎年9月末に開催されていた東京ゲームショウですが、今年はなぜか10月開催。しかも昨年と同じ4日間開催となります(ビジネスデーは10月9日〜10日、一般公開日は10月11日〜12日)。
つーわけで、ビジネスデーの初日(9日)に幕張メッセまで行って来たんですが、ザーッと会場をチェックしたところ、『モンスターハンター3(トライ)』が実際に遊べるようになっていたり、『バイオハザード5』のメイキングビデオ(本邦初公開!)が上映されてたり、はたまたメッセ上空にUFOの大群が飛来してきたり、かと思ったらいきなり宇宙人が侵略してきたり、その瞬間、千葉マリンスタジアムが巨大ロボットに変形して応戦したり……と見どころが多かった今年のゲームショウだったんですが、たぶん話の後半はボクの夢の話だと思います。
でだ! 『モンスターハンター3(トライ)』や『バイオハザード5』の情報は他のサイトでチェックしてもらうことにして、今回はボク個人的に気になった作品を紹介します。
▲『リトルビックプラネット』
(C)Sony Computer Entertainment Europe.
Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Media Molecule.
ひとつは、プレイステーション3用のアクションゲーム、『リトルビックプラネット』(プレイステーション3 ソニー・コンピュータエンタテインメント 2008年10月30日発売予定 5980円【税込】)。
とある小さな惑星を舞台に繰り広げられるアクションゲームなんですが、まずはそのグラフィックに注目! 布や紙っぽい素材感溢れる温かみのあるグラフィックは見た目にも楽しく、プレイステーション3のグラフィック描画能力を上手に活かしたカンジ。
4人で同時に楽しめるアクションゲームなんですが、本作の最大の特徴はプレイヤーが自由にキャラクターやステージを作ることができる高性能なクリエイト(カスタマイズ)機能が搭載されていること。
壁や足場や障害物などを自由自在に作ることができるんですが、その自由度の高さがハンパじゃない。好きな素材を選んで、それを好きな大きさや厚さや形にすることもできるし、さらに図形やイラストを描いたり、ステッカーを貼ったりすることもできちゃう。
▲『ミラーズエッジ』
(C)2008 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo and Mirror's Edge are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved. All other trademarks are the property of their respective owners.
しかも、その自分が作ったオリジナルステージをオンライン登録すれば世界中のユーザーがアクセスすることもできる。このクリエイティビティの高さはホントにすごいです。遊びの幅はまさに無限大。このソフトのためにプレイステーション3買っちゃおうかなあ(まだ持ってないので!)。
そしてもうひとつが、『ミラーズエッジ』(プレイステーション3、Xbox 360 エレクトロニック・アーツ 2008年12月11日発売予定 各7665円【税込】)。
プレイヤーは運び屋になって、追っ手から逃げながら依頼人のもとへ情報を届けることが目的のアクションゲーム。立ち並ぶ高層ビルの屋上を、特別な道具を使うことなく体ひとつで走り回るその描写は、非常に緊張感&爽快感が味わえます。まさにパルクール(フリーランニング)系の楽しさが味わえる作品。このゲーム見てたら、リュック・ベッソン監督の映画『YAMAKASI(ヤマカシ)』を思い出しましたよ(なんだかよくわかんない人は検索して調べてみて〜)。
つーことで、初日のゲームショウで気になったタイトルはこの2作品。もちろん、お馴染みの大作やシリーズ作などもいいんですが、個人的はこのようなちょっと変わった新機軸のタイトルをプッシュしていきたいです。
さて、この原稿を書いているのは9日(木)の夜なんですが、明日(10日)も、明後日(11日)もゲームショウで取材です。もし会場で見かけたら声掛けてくださいな〜。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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