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DVD付きビデオゲームマガジン『ファミ通WAVE』3月発売号で休刊

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

- Game is not Over -

ステージ242:DVD付きビデオゲームマガジン『ファミ通WAVE』3月発売号で休刊


2011年02月11日(金)更新分

▲写真は、最新号の『ファミ通WAVE』3月号(2011年1月29日発売)。

ご存知のかたも多いと思いますが、先日、エンターブレインが発行するDVD付きビデオゲームマガジン『ファミ通WAVE』が、2011年3月30日発売の5月号で休刊することが発表されました。

2000年9月に、『GameWaveDVD』という誌名で創刊されてから10年強。ついにその長い歴史に幕を下ろします。創刊号からフリーライターとして関わってきたボクとしては非常に感慨深いです。

そもそも、『ファミ通WAVE』は、1998年に創刊された、プレイステーションの(ゲームの)体験版付き雑誌、『月刊ファミ通Wave』がルーツとなっているんですよね。その当時ボクは、まだアスキーという会社(のちにアスキーから分社化され2000年にエンターブレインが創立された)の社員で、そこで『月刊ファミ通Wave』の立ち上げメンバー(編集者)として関わってました。その後、2000年にアスキーを退社して、現在のようにフリーランスになり、2000年9月に創刊された『GameWaveDVD』をお手伝いすることになったというわけです。

当時(2000年前後)は、インターネットはあったけども、いまのように動画共有(配信)サイトなんてものはほとんどなく、映像でゲーム情報を得ようとするならば、ゲーム関連のテレビ番組(地上派)や、DVD(セルDVDや、DVD付き雑誌)などが一般的だったんですよね。

 

さらに当時は、ドリームキャスト(1998年/セガ)、プレイステーション2(2000年/ソニー・コンピュータエンタテインメント)、ニンテンドーゲームキューブ(2001年/任天堂)、Xbox(2001年/マイクロソフト)と、各ハードメーカーの新マシンが勢揃いし、ゲーム機のグラフィックはもとよりゲーム性などが昇華した時代。

そういう意味では、動きや音声などでゲームの魅力をより細かに伝えることができる映像媒体での"ゲーム情報"が求められていた時期でもありました。

現在は、カラダを動かして遊ぶKinectやPlayStation Move、そして映像が3Dになったニンテンドー3DSなど、ゲーム機(ゲーム機器)のさらなる進化によって、いままで以上に、その楽しさをストレートに、わかりやすく伝えられる"ゲームの映像コンテンツ"の需要は増えていくと思います。

出版不況と言われ続けてかれこれ長いですが、"DVD付きの雑誌"という形態はなくなったとしても、インターネットの動画共有(配信)サイトをはじめ、また違ったカタチで復活してほしいな、と個人的には思います。

ひとまず、休刊となる5月号(2011年3月30日発売)まではボクもお手伝いしますし、最後は華々しくいろいろな面白い企画を盛り込んで散る予定ですので、興味のある方はぜひ買ってみてください!

 

【毎月、第2・第4金曜日更新】

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

関連ゲーム機

プレイステーション
プレイステーション2
ドリームキャスト
Xbox
  • Xbox
  • マイクロソフト
  • 発売日:2002年2月22日
ゲームキューブ
ニンテンドー3DS

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