『三国群英伝 ONLINE』に登場する職業は４種類。身体能力に優れ、一騎当千の戦いを繰り広げる"猛将"、文武に秀で、統率力も併せ持った"豪傑"、知力や精神力が高く、数々の戦略を駆使する"軍師"、陰陽五行の気を自在に操る"方士"から、任意のキャラクターを作成できる。戦場で武勲を挙げるなら猛将か豪傑、智謀を弄して戦果を上げるなら軍師か方士というプレイスタイル。キャラ作成時には職業ごとに性別を選択可能だ。ちなみに筆者は、勇猛果敢な武将が好きなので猛将を選択した。
キャラを作ると、ゲームの基本操作を学ぶチュートリアルに入る。『三国群英伝 ONLINE』の世界は、2D横スクロールタイプの俯瞰視点。最初は手前から奥行きにかけての距離感に戸惑うかもしれないが、しばらく操作していればすぐに慣れる。教官NPCの指示に従い、操作や戦闘についての基本を身につければチュートリアル終了。報酬に消費アイテムや初期装備ももらえる。
チュートリアルが終わると、キャラが所属する国家を選択する。近年人気が高い"曹操"率いる魏か、三国時代の主人公的存在"劉備"の蜀、盤石の時代を築いた"孫権"治める呉か……。三国志ファンであれば、もっとも慎重に決めるべき選択だ。筆者の場合は、三国志ジャンルのゲームをプレイする際には、必ず"呉"に決めているので即決。いまは微力だけど、いずれは呉の国を盛り立てることを目指すぞ。

▲キャラ作成画面。職業と性別を選択しよう。

▲チュートリアル。移動や戦闘の基本操作を身につけられる。

▲NPC"移動道長"のもとで所属国家を決める。慎重に決めるべし。

▲中原のマップ画面。まさに群雄割拠の時代だ。

 

所属国に呉を選択すると、首都"建業"からスタートする。建業の街ではNPCの住人のほか、孫権の兄"孫策"やおなじみの武将の姿も見られる。城下にいるNPCによってはクエストを受けられ、達成することで経験値と各種スキルを強化するために必要な"技能点"、お金やアイテムを得られる。クエスト内容は、目的のクエストアイテムを規定数集めるタイプが多い。そのためにクエストアイテムをドロップするモンスターを狩っていくのだ。モンスターは、城外や特定のNPCから転送される反乱地域にいる。活動エリアによって、生息モンスターの強さも大きく変わるので注意しよう。
プレイ序盤は、クエストのために狩りに出ると容易にレベルアップできるハズだ。レベルが上がると能力値ポイントを５得られ、任意のステータスに割り振り可能。レベルアップ毎に自分好みに能力をカスタマイズしていくのだ。
本作のキャラ育成において、クエストで得られる報酬がかなり重要になる。ゲームで使えるお金"両"は、クエスト報酬で得るか、不要なアイテムを売るしか方法がない。特に狩りで拾えるアイテムは、クエストによっては必要な存在になるため、ヘタに売ってしまうと後で集め直しになりかねない。プレイ序盤は、所持アイテムに余裕ある限りは、ドロップアイテムは売らない方が良いだろう。もうひとつは、一部のクエスト達成で得られる特典。クエストによっては、達成することで特殊スキル"技能"を覚えられるものや、所属国家への貢献度を表わす"勲功"を得られる特別なクエストも存在する。ただし、通常のクエストに比べて難易度も高めに設定されているので注意しよう。

▲呉の首都"建業"。広場にはあの"孫策"の姿が。

▲街では各種商店が軒を連ねていてアイテムを売買可能。

▲"二張"のひとり"張紘"から直々にクエストを受けられる。

▲反乱を平定させるため、敵を倒してクエストアイテムを集める。

▲任務画面では、遂行中のクエストをリスト表示する。

▲フィールドでは、有名武将出現の報せが全土に伝わるぞ。

 

『三国群英伝 ONLINE』では、キャラが習得可能な特殊スキルがある。特殊スキルは、多彩な効果を持った攻撃を加える"武将技"、技力を消費して強力な一撃を放つ"必殺技"、キャラの持つ身体能力を底上げする"特殊技"の３種類。特定のクエストを達成するか、モンスターからのドロップ、または"書店"で任意の書物を購入することで習得できる。
筆者が選んだ猛将の場合、プレイ序盤で習得できるのは特殊技。レベル５以上で受けられるクエスト"重撃熟練の習得"を達成すると、"重撃熟練"技能を習得できる。達成にはレアドロップのアイテムを入手する必要があるため、通常のクエストに比べて時間がかかった。重撃熟練は戦闘時の重撃率を向上させるスキル。特殊技の多くは習得時に効果を発揮するタイプがほとんどなので、ショートカットに登録するスキルは少ない。ちなみに各スキルにはレベルが設定されていて、一定の技能点を消費することでレベルアップ可能。より高い効果を得られる仕組みだ。
序盤の大きなイベントのひとつとして、特殊技"馬術"の習得がある。レベル14で習得可能な馬術は、騎乗しながらの移動や戦闘が可能な特殊技で、移動速度が大幅にアップされる。教官NPCにクエストアイテム"鞍"と学費1500両を納めることが条件だ。学費はさておき、鞍の入手に関しては、現在開催中の"初心者応援キャンペーン"の恩恵を受けられた。キャンペーン特典で、期間中に作成されたキャラは無条件に鞍をもらえるのだ。本来、鞍を入手するには、多くの材料と交換となるので時間もかかる。いまなら筆者同様にキャンペーンのありがたさを実感できるハズだ。

▲クエストアイテムを渡し、クイズに正解すると"重撃熟練"を習得。

▲技能点を消費してスキルのレベルアップが可能。

▲"馬術"スキルを習得したら、騎乗する馬を購入しよう。

▲レベル14からは、騎乗しながら移動＆戦闘できる。

 

本作の大きな特色として、プレイヤーキャラの配下にNPC兵士を雇用できる"統率システム"がある。兵士は街にある"兵舎"で雇用でき、従軍させて戦闘に参加可能。戦闘を繰り返すことで経験値が上がり、レベルアップで能力も向上していく。さらに一定レベルに達すると、"転職令"アイテムを使ってクラスチェンジが可能。より専門化した兵士として活躍してくれるのだ。
資金に余裕があれば、複数の兵士を雇用可能。従軍する兵士が増えれば陣形を形成して、指揮することもできる。ただし、使用キャラによって雇用可能な兵士数は決まっているので注意。豪傑は最多で10名、軍師は８名、方士は４名、筆者の選んだ猛将はもっとも少ない２名だ。身ひとつで成り上がるタイプの猛将や方士はわずかの手勢。一方、身体能力は落ちるけれど統率力に秀でた豪傑や軍師は、大軍勢を組織できるという仕組みだ。

▲兵士を雇用すると、戦闘もグッと楽になるぞ。

▲兵士画面では、陣形や指揮命令などを設定可能。

▲"兵舎"では兵士の雇用から解雇、転職を行なえる。

▲"三国商店街"では、兵士蘇生や忠誠度回復などの有料アイテムを購入可能。

 

『三国群英伝 ONLINE』ではつい先日、6月23日に大型アップデート"羅馬行軍"が実施されたばかり。メインフィールドである中原を飛び出し、はるか彼方のローマ地域まで追加された。このほかにも軍団同士でアイテムや両を賭けて戦う"コロッセオ戦"や隊列メンバーのみで楽しめる"群英演義"など、多くの追加要素の詰まった内容。さらに行動範囲の広がったユーラシア大陸全土に、英傑としての歴史を刻みましょ〜。