ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

- Game is not Over -

ステージ203：ゲームのダウンロード販売について

2009年6月26日(金)更新分

えー、先日発売されたバラエティーDVD、『俺たちのゲーム番組 ボーズの○○タイム【剣】』の続編となる『【盾】』が、７月１日に発売されまっす！　『【剣】』と同様に、『【盾】』には撮り下ろしの特典映像も収録されていまして、そのキーワードは、"ラーメンと大自然と動物"(冗談ではなくホントに！)。はたして、いったいどんな特典映像に仕上がっているのかは、ぜひみなさんの目でお確かめください〜(遠回しに「買って！」という意味(笑))。

宣伝終わり。で、ここからが本題。……コアなゲームユーザーだけではなく、一般ユーザーにも浸透しつつあるゲームのダウンロード販売ですが、現在はWii、Xbox 360、プレイステーション３、そしてニンテンドーDS、PSPといった、すべてのゲーム機で利用することができます。

ちょっと昔までは、現在のようにインターネットを介してゲームを購入する、なんてことは夢のまた夢だったワケですよ。それがここ十数年のネットーワークの進化と普及により、その裾野が大きく広がったんですよねえ。

で、ゲームのダウンロード販売は、データ販売だから売り切れ(在庫切れ)の心配がない、パッケージ商品とは異なり在庫を抱えることがない、パッケージ代や流通費などがかからないので安価で販売できる、24時間365日･時間を問わずに購入することができる、などさまざまメリットがあります。

今年の11月に発売予定の、"PSP go"はダウンロード販売のゲームでしか遊べない(UMDスロットがない)ということもあり、今後ますますゲームはダウンロード時代に突入するのかなあ、なんて思います。

とはいえ、個人的にはまだまだダウンロード販売に｢ピン！｣と来ないんですよねえ(もちろんダウンロード販売のゲームを買ったことは多々ありますけど)。

その理由のひとつは、パッケージがないので買った気がしないということ。音楽のダウンロード販売もそうなのですが、やはりデータだけを買うのにはちょっと抵抗があるんです。年齢的な問題もあると思いますけど、いまの若いユーザーはそこらへん抵抗はないんでしょうねえ。

あと、パッケージ版とは異なり、ダウンロード版はいつの間にか発売されちゃっている、ということが多くて戸惑う。パッケージ版だと発売の１ヵ月くらいまえからゲーム雑誌などに情報が掲載されて、じょじょに盛り上がっていくわけじゃないですか。でもダウンロード版は、場合によっては｢明日配信されます！｣というように、前フリもなく急に販売されるんですよ。なので、あとからゲーム雑誌やニュースサイトなどで情報を知って、｢いつのまにこんなゲーム配信されてたの？｣となることもしばしば。このご時世、情報量が溢れていますから、ちょっと見逃すとすぐ埋もれていってしまうんですよねえ。

ほかにも、ダウンロード版には違法コピーの問題もついてまわるし(まあパッケージ版もそうだけど)、友だちにソフトを貸せない(お試し版配布などはあるけど)、バックアップができない場合も(データが消えてしまったらソフトが遊べなくなる？)、さらにすべてがダウンロード販売になると小売店はいらなくなるわけだから、その関係はどうなるの……など気になる問題点も多い。

そこらへんが今後どうクリアーになっていくのかにもよりますが、将来的にはゲームのダウンロード販売が主流になるんじゃないでしょうかねえ。でも、個人的には、商品として手に残るあの感覚が好きなんですけどねえ(パッケージデザインの魅力なども含めて)。

さてさて、最後にお知らせです。2009年７月から当コラムの更新頻度が変更になります。これまで毎週金曜日更新でお届けしていましたが、７月以降は第２・第４金曜日更新となります。というわけで、次回更新は７月10日(金)。今後ともよろしくお願いします！