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ニンテンドー3DSをじっくり触ってきた!

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

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ステージ235:ニンテンドー3DSをじっくり触ってきた!


2010年10月22日(金)更新分


▲発売時に用意される本体カラーは、アクアブルー(写真)と、コスモブラックの2種類だそうです。

さてさて今回は、ちょっと遅いレポートとなりますが、去る9月29日(水)に千葉県・幕張メッセで開催された"任天堂カンファレンス2010"で、話題の携帯ゲーム機・ニンテンドー3DSをたっぷりと触ってきましたので、その感想などをお伝えしたいと思いまっす!

以前、こちらのコラムで、ニンテンドー3DSの発売日と価格を予想したのですが、思いっきりハズしちゃいましたね(笑)。ニンテンドー3DSの正式な発売日は、2011年2月26日、価格は25000円[税込]とのことです。年内発売になるかと思っていましたが、年を越したかあ。

年末は大作ソフトが多数発売されますし、そこに埋もれてしまわないためにも、発売日を年明けにしたのは妥当なんじゃないかと思います。また、ソフトメーカーさん的にも、"初の3Dの携帯ゲーム"ということもあり、商品開発にそれなりの調整も掛かるでしょうから、そういう意味では時間的な余裕ができて、よりクオリティーの高い作品がリリースされるんじゃないでしょうかね?

 


▲"任天堂カンファレンス2010"の試遊コーナーの様子。混雑していて40〜50分待ちの作品もあった!

でだ、カンファレンス会場では、『nintendogs+cats』、『Pilotwings Resort(仮題)』、『STARFOX64 3D』、『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D(仮)』などを遊んできたのですが、どの作品も、3D映像になったことで、非常に臨場感が味わえる内容になっていました。

なかなか言葉で伝えるのが難しい部分もあるのですが、「そこにモノがある感」というか、映像が3Dになったことで物体の存在感や位置関係がハッキリしたので、"箱庭さ"がよりリアルに感じられるんですよね。

とはいえ、出展されていた作品の多くは、過去に発売されたゲームの続編やリメイクが多く、ニンテンドー3DSの機能を活かした"まったく新しいモノ"に出会えなかったのは残念なところ。でも、新ハードが出るときはいつもそうで、ゲームメーカーさんの開発が手慣れてきた1〜2年後くらいに、「おおっ!」という驚きの作品が生まれるんですよね。その日を期待して待ちたいと思います。

 


▲机の上に置いてあるのがARカード。このカードをニンテンドー3DSで見るとさまざまな仕掛けが!

そんななか、今回のカンファレンスでいちばん衝撃を受けたのが、ニンテンドー3DSの内蔵ソフト『ARゲームズ』。これは、ニンテンドーDSの『ピクトチャット』と同様に、ニンテンドー3DS本体に内蔵されていて、別途ソフトを買わなくても遊べる作品。

『ARゲームズ』は、AR(拡張現実)の技術を使って作られたゲームでして、ARカードと呼ばれる専用のカードを机に置き、それをニンテンドー3DSのモニター(カメラ)越しに見ると、さまざま仕掛けが味わえるというもの。

会場では、ARカードから飛び出したドラゴンに付いている的を撃つシューティングゲームが遊べたんですが、しかし机の上を肉眼で見ても、そこにはカードが置かれているだけ、ドラゴンなんていない。とっても不思議!

机の上からニョキっと飛び出すドラゴンを、ニンテンドー3DS持ちながら、さもグラビアカメラマンのように前後左右に動いて見渡せば、ドラゴンの側面や背後を見ることもできる。もちろんドラゴン以外はCGでもなんでもなくカメラに映っている実際の映像。ようは現実とCGがミックスされた映像でゲームが楽しめるんですよ。

どれだけ売れるかはわかりませんが、ニンテンドー3DSの普及によって、子どもからお姉さん、主婦、お年寄りまでが、このARを使ったゲームに触れることができる、というのが素晴らしいなと。

まあ、iPhoneなどでも、このようなAR技術を使ったコンテンツは多々ありますけど、やはり主婦やお年寄りが触るとなるとハードルが高いと思うんですよ。その点、ニンテンドー3DSは、ニンテンドーDSが培った知名度と販売実績がありますし、幅の広い層が手に取りやすいと思うんですよね。

25000円[税込]という価格は正直安くはないですが、それでも、『ARゲームズ』をはじめとした、さまざまな驚きが味わえる携帯ゲーム機としては、適切な価格だと思います。

もちろんボクは買います。実際に自分の目で見てみないことには、なかなかその凄さが分かりにくい携帯ゲーム機ですが、たぶん発売直前には何かしらユーザー向けの試遊の機会が設けられると思います。ぜひ、みなさん、その機会を逃さずに、この驚きを体感してもらえればなあ、と思います。百聞は一見にしかず!

【毎月、第2・第4金曜日更新】

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

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