ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ233:東京ゲームショウ2010の感想
9月16日〜19日まで、幕張メッセで開催された"東京ゲームショウ2010"(一般公開日は18日〜19日の2日間)に行ってきました〜。
昨年同様、今年も連日、"インサイドXbox"の撮影でマイクロソフトブースに入りびたってました。インサイドXboxの"東京ゲームショウ2010"特集は、Xbox 360からはもちろん、Xbox.com(パソコンから)でも見られますので、ぜひチェックしてみてください〜。
ということで、東京ゲームショウ2010の感想なんですが、「今年はこじんまりまとまってるなあ」というのが第一印象でした。各メーカーのブースの作りはもちろん、企画や演出などがちょっと地味な感じ。もちろん派手で盛り上がっているブースもありましたが、過去の開催と比べてもきらびやかさは薄かったかなあ。しかも、開催初日(ビジネスデー)は大雨ということもあって客足が遠のき、かなり閑散としてたし。
とはいえ、総来場者数的には過去最高の20万7647人と、東京ゲームショウ史上初の20万超えを記録したんですよね。とくに一般公開日はかなりの盛況ぶりで、人気タイトルを試遊するには1〜2時間待ちはあたりまえの状態だったし。
これも、Kinectや、PlayStation Moveといった新型インターフェイスが出揃い、またカプコンの『モンスターハンターポータブル 3rd』をはじめとする話題のタイトルが数多く出展されたのが効果として現れたんじゃないかなあ。あと、対戦格闘ゲームの大会、"闘劇'10 FINAL"が併催されたことも大きかったと思います。
で、出展タイトルのなかで個人的にお気に入りだったのは『Fallout: New Vegas』、『GUNLOCO(ガン★ロコ)』あたり。それと、試遊はありませんでしたが、TGSフォーラム2010(基調講演)で発表されたKinect専用タイトル、グラスホッパー・マニファクチュアの『codename D(仮題)』が楽しみ! あと、水口哲也さんが手掛けているユービーアイソフトの『Child of Eden』も。ここらへんは来年のE3やゲームショウで、何かしらの展開があるかもしれませんね。
"GAMEは、新章へ。"が今年のテーマだった、東京ゲームショウ2010。さきほども言いましたが、結果的に来場者数は増えましたけど、経費削減などにより、各メーカーブースの企画不足や地味さは拭えなかった印象もあります。果たして来年は、"新章"としてイベントのステップアップできるかが注目どころでもありますね。期待したいです。
【毎月、第2・第4金曜日更新】
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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