ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ96:最近気になったゲーム業界ニュースあれこれ
みなさん、ゴールデンウィークは何をして過ごしました? ボクはというと温泉でゆっくりしたり、あと十数年ぶりに山登りにもチャレンジ。まあ山登りといっても、たかだが標高320メートルほどの小さな山。ハイキング気分でゆっくりと30分くらい歩けばすぐに頂上。でも、日ごろの運動不足のせいもあってか、ちょっと歩いただけで息切れ。うーん、運動しなきゃなあ。
つーことで、まだ休みボケが治っていないんですが、そろそろ本題に行かなきゃ。え?、ここ最近ゲーム業界のニュースで、気になった話題をいくつかピックアップ。
まず、「北米でプレイステーション3の20ギガバイトモデル販売終了」のニュース。北米だと60ギガバイトモデルのほうが人気があって、20ギガバイトモデルはほとんど売れてないみたい。なので、今後はモデルを1本化して販売を展開していくとのこと。日本では現状このような展開はないということだけど、でも市場規模が大きい北米での展開だけに日本市場にも影響が出てくるのかなー? 20ギガバイトモデルがほしい人は早めに買っておいたほうがいいのか? そのうち20ギガバイトモデルがレアなゲーム機になったりして。
あと驚いたのが、「イギリスのソプラノ歌手サラ・ブライトマンが劇場版『ポケットモンスター』の主題歌を歌う」というニュース。サラ・ブライトマンといえば、先日開催された社団法人日本レコード協会主催の「第21回日本ゴールドディスク大賞」で、"クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー 洋楽部門"を受賞した世界的にも有名なアーティスト。
そんな彼女が7月14日公開のアニメ映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の主題歌を手掛けるなんてスゴイことですよ。日本国内だけでなく、もちろんヨーロッパでも『ポケモン』は大人気ということもあって、今作の主題歌を引き受けたみたい。『ポケモン』の映画は今年で10周年。ますますワールドワイドに『ポケモン』人気に拍車が掛かりそうですよねえ。
そして最後は、「バンダイナムコゲームスの中村雅哉名誉相談役が、平成19年春の叙勲で旭日小綬章を受賞」した話題。旭日小綬章といえば、国家や公共に対する功労者のなかで顕著な功績を挙げた人に与えられる勲章のこと。エンターテインメント業界の発展や人材の育成などに尽くしてきた活動および功績が認められ、今回の受章に至ったということです。
ちなみに先日も、アメリカの『TIME』誌が行っている"今年影響力のあった100人"の投票で任天堂の宮本茂さんがランクインしたし、また全米プロデューサー組合が選ぶ"世界で注目すべきデジタル系イノベーター50人"には、キューエンタテインメントの水口哲也さん、さらにKONAMIの小島秀夫監督も選出されたし、最近ゲーム業界の人が国内はもちろん海外からも注目されることが非常に多いなあと。これって、ゲームという文化がより以前にもまして定着してきた証拠かもね。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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