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世界中の人々に愛される『パックマン』のあれこれ!

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

- Game is not Over -

ステージ16:世界中の人々に愛される『パックマン』のあれこれ!


2005年09月30日(金)更新分

パックマン

世界一顔にたくさん洗濯バサミを付けた人、世界一携帯電話で早く文字を打つ人など、さまざまな分野や事柄の世界一は誰か(もしくは何か)を認定し紹介する専門書、『Guinness World Records(ギネスブック)』。実際に読んだことはないとしても、その書名ぐらいはみんな知ってると思うんだけど……。

そんな『Guinness World Records(ギネスブック)』の最新版である、今秋発売の『Guinness World Records 2006(ギネスブック2006年度版)』に、なんと"最も成功した業務用ゲーム機"として、ナムコの『パックマン』が掲載されることになりました。

1980年に、この世に誕生した『パックマン』……1987年までの7年間で29万3822台を販売し、その実績が"世界一"と評価されたそうです。

ちなみに今年、2005 年は『パックマン』生誕25周年、そのうえナムコ創立50周年。『パックマン』にとっても、ナムコにとっても非常にオメデタイ年。ということもあってか、今年は『パックマン』関係のトピックスが非常に目につくんですよね。

スペースインベーダー×パックマン

そのひとつとして、ここ最近ではナムコとタイトーがコラボレーションして作った、携帯電話用のゲーム(iモード専用アプリ)、『スペースインベーダー×パックマン』が話題になってます。

9月1日から2ヵ月間(10月末まで)の期間限定で、ナムコが運営する携帯サイト、"アプリキャロットナムコ"で配信されるこのゲーム。ゲームシステムは通常の『パックマン』と同じなんだけど、ゴーストの代わりになんとインベーダーが登場。ゲーム中の効果音も『スペースインベーダー』のものが使用されているんだとか。

ちなみにタイトーが運営する携帯サイト、"タイトーG@meパーク"では、UFOの代わりにパックマンとゴーストが登場する『パックマン×スペースインベーダー』が配信されています。

現在のゲームの基盤を作った、といっても過言ではない、『パックマン』と『スペースインベーダー』。メーカーの垣根を越えてがっちりタッグを組むだなんて、素晴らしいことじゃないですか。

パックマンのゲーム学入門

さらに、ここ最近のトピックスとしてもうひとつ……『パックマン』の生みの親であるナムコの岩谷徹さんが書いたビジネス書、『パックマンのゲーム学入門』(エンターブレイン刊)が9月17日に発売され、ゲームファンはもとより、ビジネスマンのあいだでも話題になっているんだとか。

この本では、『パックマン』の生みの親が語るゲームづくりとは? という切り口で東京大学大学院のコンテンツプロデューサー養成講座、ゲーム開発者セミナーで好評だった"面白いゲームと売れるゲームの開発手法"の講義内容や、著者である岩谷さんがこれまでゲームの制作の現場で蓄積してきたノウハウをバッチリまとめています。

ちなみに、『パックマン』の企画コンセプトって、"女性をターゲットにしたゲーム"だってみなさん知ってました? 女性の興味対象のひとつである"食べる行為"に着目して生まれたのが『パックマン』でして、パックマンのあのカタチは、一切れ取って残ったピザの形がモチーフになっているというのは有名な話。さらに『パックマン』というそのタイトルは、食べ物を「パクパク」食べるという擬態語をもじったものなんだとか。

スペースインベーダー×パックマン

そんな『パックマン』誕生秘話的な話題も盛り込まれ、ゲーム好きなら楽しめる内容になっているので、興味のある人はぜひチェックを。

最後に、もうひとつ『パックマン』に関するウンチク……『パックマン』の最高得点は333万3360点なんだとか。これは『ビデオゲーム・ピンボール世界公式記録ブック』の出版社、アメリカのツインギャラクシー社によって認められた記録で、なんと1度もミスすることなく最終ステージである256面をクリアした人(アメリカ人)がいるんだって。

1999年の7月にアメリカで達成された記録で、クリアーまでの時間は6時間。しかもプレイ中は食事も取らず、トイレにも行かなかったんだとか。すごい!

killer7

というように、国を超え、時代を超え、性別を超え、多くの人々に愛され続ける『パックマン』。これからもゲーム業界を代表するキャラクターのひとり(1匹?)として、さまざまな話題をボクらに振りまいてほしいと思います。


ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

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