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携帯ゲーム機の元祖(?)とも言える『ポケットメイト』

ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー

- Game is not Over -

ステージ17:携帯ゲーム機の元祖(?)とも言える『ポケットメイト』


2005年10月07日(金)更新分

ポケットメイト

とある大手通信教育メーカーの調査研究機関が行った保護者アンケートの結果によると、"よく子供がテレビゲームで遊んでいる"と答えた保護者は、15.1パーセントだったそうで……この数字を多いと見るか、少ないのと見るかは人それぞれですけど、同アンケートによると、最近はトランプやパズルなどのアナログゲームで遊ぶ子どもが増えているんだとか。

そんなニュースに合わせるかのように、トミーの携帯アナログゲーム『ポケットメイト』が20年ぶりに復刻ですよ。やっぱりここ最近は、こう手軽に遊べるゲームが人気なんでしょうか。

ポケットメイト

ちなみに『ポケットメイト』ってみなさん知ってます?1975年に発売されたカセットテープ大のケースに入ったゲームなんですけど、1985年の生産終了までになんと120種類をリリース、しかも累計で3000万個を販売した大ヒット商品なんですよ。30代以降の人なら一度は遊んだ経験があるはず。

直径2?3ミリほどのボールを使っていろいろな遊びができる遊びが中心で、たとえば野球やゴルフ、テニス、迷路など数々のジャンルのゲームが発売されたんです。

ほかにも、穴にボールが入ると、それぞれに対応したパネルがめくれて、女の子が水着になってゆくパチンコゲーム(ギャルゲー?)や、男女の顔(パネル)を回転させ、見事キスシーンで止めることができるかを競うルーレットゲーム(恋愛シミュレーション?)、また、2つのダイヤルを操作してクルマを動かすドライビングゲーム(レースゲーム?)など、現在のゲームにも通じる(というと大げさだけど)アイデア満載のゲームが多かったのが特徴的。

ゲーム&ウォッチ

『ポケットメイト』発売当初は、まだテレビゲームが盛り上がるまえの時代でしたから、子どもたちはこぞって、この商品で遊んでいたんですよね。その後、1980年に任天堂の携帯型液晶ゲーム機『ゲーム&ウォッチ』が発売され、テレビゲーム時代へと突入するわけなんですが、ひとつの本体に1種類のゲームという、ソフト内蔵型の携帯ゲーム機としては、まさに『ポケットメイト』が先駆者なのかも?いや、もちろん、デジタルとアナログの違いはありますけどね。

ちなみに復刻版『ポケットメイト』は、発売当時と同じ400円(税抜き)で販売するそうで、人気のあった野球や将棋、ゴルフなど6種類をリリース。発売は11月とのことですが、一部商品は10月3日よりセブンイレブンや、イトーヨーカドーをはじめとする店舗で先行発売されてます。

killer7

はたして、生まれたときにはテレビゲームがあった、いまの子どもたちの目には、この『ポケットメイト』はどう映るんですかねえ? 



ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

ライター経歴

ローリング内沢

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

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