ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ19:『4つの剣』の楽しさをみんなに!
自宅のゲーム棚の奥からソフトを引っ張り出し、ひさびさに『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』(ゲームボーイアドバンス 任天堂 2003年3月14日発売 5040円[税込])で遊んでます。
この作品、以前スーパーファミコンで発売された、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の移植(ゲームボーイアドバンス)版なんですけど、新たな要素として2?4人で遊べる『4つの剣』が収録されているんですよね。
この『4つの剣』の多人数プレイが、いま遊んでもめちゃくちゃ面白い。他プレイヤーと協力して(ときには他プレイヤーを出し抜いて)敵を倒したり、謎を解いたりと、チームワークが良くないとステージをクリアーできないんです。しかもマップ自動組替えシステムを搭載しているので、毎回違ったマップで楽しめる。
でも、人数分のソフトとアドバンス本体、そして専用の通信ケーブルがないと遊べないんですよ。たとえば4人で遊ぶのなら、ソフト4本とアドバンス4台と通信ケーブルが必要。なのでちょっと敷居が高いんですよ。
このコラムを読んでいる人のなかにも、「『4つの剣』を持っている友だちがいなかったので対戦したことない」って人も多いと思うんです。なので、ぜひこの続編をニンテンドーDSで出してほしいなあ、と思うワケなんです。ワンカートリッジで無線通信対戦が出来れば、手軽に遊べるし。
過去に発売されたソフトのなかには、「これ、いまのゲーム機で出せば(いまのゲーム機の性能を活かせば)、もっと面白くなるのに……」って作品がたくさんあると思うんですよ。とはいえ、過去の作品をそのままそっくり移植するんじゃなくて、時代のニーズに合わせた、またいまのゲーム機の性能を上手に活かしたリメイクや続編が望ましいんですけど。
たとえば、近々発売される『ビューティフル ジョー スクラッチ!』(ニンテンドーDS カプコン 2005年11月2日発売 5040円[税込])なんかは、基本的な"遊び"は同名のシリーズ作品と同じなんですけど、タッチパネルをスライドさせてプレイ画面を2分割させたり、ニンテンドーDSの上下の画面を入れ替えたりと、タッチパネルや2画面の機能を効果的に使用した数々のアクションが楽しめる。
ぜひ、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』も、こういう進化を経て、続編が発売されないかなあ。ぜひ、お願いします!
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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