ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ128:2007年のマイベストゲーム!
2007年もあと数日で終わり。今年は、食品偽装や年金問題、防衛省汚職など、さまざま"偽り"の多い1年でしたねえ。ゲーム関連も他に漏れず、なんと中国でWiiにそっくりのゲーム機、"威力棒Vii"が登場したという話題がここ最近ネット上で話題になってるし(気になる人は検索!)。つーか、"威力棒Vii(いりょくぼうヴィー?)"って名前、シャレにしてもセンスないよねえ(笑)。
そんなこんなで、2007年も数々のゲームが発売されたわけですが、例年同様、年内最後の更新となる今回は、"2007年マイベストゲーム"と題して、個人的にハマった作品を紹介したいと思います〜。
ホントは順位付けしようと思ったのですが、どれが1位かなんて決められないので、今年も順位付けナシ!
ではさっそく。まず、2007年の年明け早々にハマったのが『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』。このシリーズ、暴力表現うんぬんが問題にされることが多いけど、ゲームとしては非常に良い出来。何か暴力的な事件があると、ゲームが矢面に立たされることが多いんですが、映画だって小説だって暴力表現はあるわけだし、もういいかげん偏向報道はやめてほしいなあ、なんて思ったり。
続いて、『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』も面白かった。「メモを書く」という遊び方が新鮮で、さらにニンテンドーDS本体の××を一度××して、また××するという仕掛けにはビックリしたほど(ネタバレになるので伏せ字)!
あーしなさい、こーしなさい、という制約は一切ナシ。あくまでもツールなので、どう遊ぶか、またその面白さはプレイヤーのセンスにすべて委ねられるんですよね。なので、例題が用意されているワケでもなければ、ストーリーがあるワケでもないし、明確な目的もエンディングシーンなどもない。
ビックリといえば『アルキメDS』。「ひとりでは遊べない」、「DS1台では遊べない」という前代未聞の作品。トランプのようにツールだけを提供して、あとはどう遊ぶかはご自由に、っていうコンセプトが新鮮でした。
そして、『ゲームセンターCX-有野の挑戦状-』。期待していなかっただけに(失礼!)、すごく面白くて驚いた作品。友だちの家でゲームをしているさまざまな演出や仕掛けが秀逸で、単なるミニゲーム集に留まっていないのが良かったです〜。
さらに、いまハマっているのが『スーパーマリオギャラクシー』と『ノーモア★ヒーローズ』。ともに良質なアクションで爽快感も抜群。方向性は異なるけど、それぞれ特出したグラフィック&デザインセンスがあるのも好きだなあ。
また、Xbox 360の『テストドライブ アンリミテッド』や、Wiiの『フォーエバーブルー』、PSPの『ルミネスII』なんかも楽しかったです。ほかにも、もっとたくさんハマったゲームがあるけど、「特に!」というのは以上のタイトル。
また来年、良質なゲームに出会えることを祈りつつ……ではでは、みなさん良いお年を!
あ、最後に。2008年1月4日更新分はお休みですので、次回更新は2008年1月11日(金)です〜。
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
過去のコラム
- 1月25日
- 2月1日発売号で、『週刊ファミ通』通巻1000号達成!
- 1月18日
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』の発売が1週間延期!
- 1月11日
- 年末年始休みの出来事
- 12月28日
- 2007年のマイベストゲーム!
- 12月21日
- 体験してみました『Wii Fit』!
- 12月14日
- オタクの殺し屋が奮闘するイカレタ世界、『ノーモア★ヒーローズ』
- 12月7日
- 170タイトル以上もリリース!? 年末発売の気になるゲームは?