今回紹介するタイトルは、YNK Japanが運営する『天地大乱』です。『天地大乱』は、4月21日から正式サービスが開始されたばかりの新作タイトル。本作は特に対人戦にフォーカスし、誰でも対人戦を楽しめるように設計されているのがポイントです。多彩なルールの戦場が用意されていて、それぞれに白熱した戦いを楽しめます。そんな『天地大乱』序盤のプレイレポートをお贈りしようと思います。

『天地大乱』の世界では、世の中を統べる法則を尊ぶ"聖天派"、弱肉強食こそが世の理とする"覇天会"、モラルを越えた"魔人"たちによる"魔天衆"の3大勢力があり、勢力間での平和関係が築かれていた。しかし、かつて滅びたはずの勢力"天神密教"が復活し、世界は再び戦乱の時代に突入していく、というストーリー。プレイヤーはキャラ作成時に、聖天派、覇天会、魔天衆からいずれかの勢力を選んで所属する。性能的に優劣はないので、プレイスタイルに合った勢力を選ぼう。また、所属勢力によって装備できる武器の種類も異なる。見た目は違うけど、コチラも性能は同じなので好みで選んでもよいかもしれない。ちなみに筆者は魔天衆に所属してみたぞ。

▲法を尊ぶ勢力"聖天派"。使用武器は"剣"、"刀"、"投玉"。

▲己の力のみを信奉する"覇天会"。使用武器は"双戟"、"太刀"、"琵琶"。

▲人を超越せんとする"魔天衆"。使用武器は"大刀"、"長槍"、"金剛杵"。

▲キャラ作成後は、基本操作を学ぶチュートリアルを受けられる。

筆者の選んだ魔天衆は、スタート地点の街である"幻魔宮"を拠点に活動していく。
魔天衆の武器は"大刀"、"長槍"、"金剛杵"の３種類。『天地大乱』では、装備武器によって習得できるスキルと効果の傾向も異なる。長槍は攻撃型で御力を犠牲に大きな攻撃力を得るアタッカー向けで、大刀は防御型で攻撃速度に優れたバランス型、金剛杵は遠距離攻撃が可能なサポート型。プレイスタイルに合わせて、装備する武器を選ぶのだ。
幻魔宮には、商人やトレーナーなど、多彩なNPCがいてレベルに応じたクエストを持っている。クエストを受けられるNPCは、頭上に"？"マークが表示されるので、積極的に受けて遂行を目指そう。クエスト内容は、クエストアイテムを特定NPCに渡すお使い系や特定のモンスターを規定数狩るタイプ、雑魚よりも強めのターゲットモンスターを狩るタイプなどが用意されている。幻魔宮の外には、多彩なモンスターが徘徊していて、街から離れるほど強くなっていく。レベルに合わせて徐々に対象のハードルを上げていこう。狩りでモンスターを倒すと、回復アイテムのほかに装備品を落とすこともある。同じ名前の装備品でも、普通・宝物・名品・神器 4つの等級があり、ステータスが異なるアイテムがあるので、ステータス欄を確認してより能力の高い装備を身につけよう。
狩りやクエスト達成で一定の経験値を得ると、"強"というプレイヤーレベルが上がっていく。レベルが上がるとボーナスポイントが与えられ（一定レベルごとにポイントが異なります。）、ステータスに自由に割り振れる。また、スキルを習得するための"武術値"が加算され、トレーナーNPCの元で消費することで任意の武術スキルを覚えられる。筆者は長槍を選んだので、単打スキル"血撃一斬"、連打スキル"斬鉄連鬼"、範囲攻撃スキル"鬼哭咆哮"ほか、クラス共通スキル各種を習得した。ちなみに割り振ったステータスは、各勢力の軍師NPCに話すとレベル39まで無料で初期化可能。序盤はいろんなステータス構成を試して、自分に合った能力値を模索してみよう。

▲幻魔宮の各所には、クエストを持ったNPCがいる。

▲街の近郊にいるモンスターは弱めなので、安心して戦えるぞ。

▲モンスターからは回復アイテムやお金、装備品がドロップされる。

▲レベルアップすると体力と気力が回復し、ボーナスポイントを得られる。

▲武術値を消費し、トレーナーNPCから武術スキルを習得しよう。

▲共通武術のひとつ"血夜行身"。気力を使いながら高速移動が可能。

▲体力と気力を回復する"不動心気"。戦闘後はこまめに使いたい。

▲モンスターの首が飛ぶゴア描写も。苦手なヒトは設定画面でオフにできる。

本作のメインコンテンツは対人戦。相手勢力の"聖石"奪取を目的とした大規模対人戦"聖石戦"、レベル帯ごとにルールの異なる戦場が用意された"正規戦"など、多彩なコンテンツを用意している。筆者はさっそく、レベル10から参戦できる正規戦"剣闘城"にチャレンジしてみることにした。
正規戦はゲーム内で１時間ごとに開催されている対人戦コンテンツ。エントリーレベルの10を越えると、画面に案内ウインドーが表示されて参戦可否を選べる。レベル10〜19プレイヤーが入れる"剣闘城"のルールは"殲滅戦"。制限時間内に敵対勢力のプレイヤー全滅を目指す。スタート前の待機時間中に、各地から同じ魔天衆プレイヤーたちが転送されてくる。この時に集結した魔天衆プレイヤーは6人。筆者は攻撃速度と攻撃力を一時的にアップする"暗天攻覇"をかけて待機。待機時間が終了するとゲートが開き、いよいよ対戦開始だ。剣闘城では、各勢力の拠点から中央にあるステージが戦いの場となる。一斉に出撃する魔天衆陣営。反対方向からは聖天派のプレイヤー数人が向かってくる。一方の覇天会プレイヤーは参戦してきてないようなので、我が魔天衆と聖天派の一騎打ちとなった。
ステージ各所で局地的に戦いが始まった。長槍使いの筆者は、単打スキルと連打スキルを中心に聖天派プレイヤーに攻撃を仕掛ける。筆者のレベル11に対して相手とのレベル差があるためか、なかなか体力を削ることができない。対してダメージを与えられないうちに相手の反撃２〜３発であっさり撃退されてしまった。正規戦で倒されると、10秒の待機時間の後に拠点で復活できる。全回復状態ではないので、戦線復帰まで多少の準備時間が必要となるので注意。準備時間の間に周りの戦局を見ると、魔天衆の敗色が濃厚になっていた。聖天派には同じ"門派（本作でのギルド）"のタグをしょった３人のプレイヤーが、前衛と後衛に分かれた見事な連携プレイで魔天衆プレイヤーをひとりずつ確実に倒している。この３人を中心として、逃げのびた魔天衆も周囲の個人参戦プレイヤーに仕留められてしまう、という戦線が形成されていた。殲滅戦では敵対陣営のプレイヤーを倒すと、自陣営のスコアがカウントされていく。以降もみるみるスコアを離され制限時間終了、聖天派に敗北を喫してしまった。相手プレイヤーとのレベル差よりも、連携プレイの大事さを痛感した戦場だった。対人戦が終わると、参戦報酬として一定量の経験値と"銅メダル"をもらえる。戦場で活躍すれば、より多くのメダルを獲得できる仕組みで、一定数集めると特別なアイテムと交換できる。
正規戦のほかにもフィールドでの遭遇戦や、敵対勢力の"守護石"を破壊して相手領土に攻め込むことも可能。また、トップになった勢力を牽制するために、２位と３位の勢力同士で同盟を組めるなど、三つ巴の勢力間抗争をより面白くするためのシステムも搭載される予定だ！（※同盟は今後実装予定　無頼登場と共に実装される。）低レベルから参戦できる対人戦は、レベルが上がるほどに大規模になり面白くなっていくぞ。

▲レベル10以上になると、正規戦の案内ウインドーが表示される。

▲待機時間中に、各地から転送されてきた魔天衆が集結してくる。

▲対戦スタート。剣闘城のルールは相手勢力を殲滅するバトルロイヤルだ。

▲聖天派プレイヤーに攻撃。レベル差のためかほとんどダメージを与えられない。

▲返り討ちにあってしまう。倒されると、10秒後に拠点で蘇生可能。

▲同門プレイヤー３人による見事な連携で、魔天衆は劣勢に立たされる。

▲スコアに大差がついた上、拠点近くまで駆逐されてしまった。

▲制限時間終了。参加報酬として"銅メダル"をもらえる。

プレイ序盤から対人戦にエントリーでき、対人戦コンテンツを充実させている『天地大乱』。レベルが上がると戦場のバリエーションも増え、各戦線に合わせた戦術も求められていきます。1点だけ気になったのは、最近のMMORPGで一般的な操作方法"W、A、S、D"キーでの移動ではなく、マウスクリックでの移動という点。敵対勢力のプレイヤーをターゲットする際、ジャンプスキルと移動速度UPのスキルをうまく使ってターゲットさせないなどの戦術が主流です。また、プレイが進むと、とある条件を達成することで、３勢力に属さない今後実装予定の”無頼”という新派閥も結成できるらしいです。今後も対人戦にフォーカスしたコンテンツがさらに追加されていくと思うので、気になった方は是非プレイしてみましょう。

▲初心者でも手軽に対人戦にエントリーできるぞ。