ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
- Game is not Over -
ステージ210:ゲーム機一斉値下げ! でも最終的には良質ゲームが決め手!
2009年10月09日(金)更新分
いや〜、無事、東京ゲームショウ2009も閉幕し、ボク的にはひと段落と言ったところですよ(4日間、朝から晩までの取材は大変だった〜)。
気になる総来場者数は、昨年の19万4288人を若干下回り、1万人ほど減った18万5030人だったそうです。まあ、あくまでも感覚値ですけど、例年よりも人が少なかった印象だったもんなあ……。
さて、そんな東京ゲームショウ2009の開催初日となった9月24日、相次いでゲーム機の値下げが発表されたんですよね。まず、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション・ポータブル(PSP-3000)が、3000円値下げの16800円に! さらに任天堂のWiiも5000円値下げして20000円となり、いずれも10月1日より新価格で販売されています。
ちなみにWiiの値下げは、2006年12月の発売以来初めてなんですよね。これは、すでに9月に値下げされたマイクロソフトのXbox 360(エントリーモデルは19800円)や、9月3日に発売されたプレイステーション3の新モデル(29980 円)への対抗処置とも言われています。
ゲームの機の値段が安くなるのは、消費者であるボクらにとっては単純に嬉しいことですけど、とはいえゲーム機の魅力は"値段うんぬん"よりも、"どんな面白いゲームソフトで遊べるか!"が大事だったりしますよね。
そういう意味でちょっと気になるのは、今後発売を控えるプレイステーション3の"モーションコントロールワンド"と、Xbox 360の"Project Natal"……このふたつのモーションコントローラーですよ! これまでWiiの独壇場だったモーションコントロールを、近い将来、プレイステーション3でもXbox 360でも楽しめる日が来るんですから。
……今回の値下げにより、価格帯がより近づいた3陣営の据え置きゲーム機たち。そして、近々揃い踏みする、ゲームプレイの新しいカタチ"モーションコントロール"。このように各据え置きゲーム機の、さまざまな"差"がなくなりつつある状況だからこそ、よりゲームソフトの質が重要になってくると思うんです
つまりは、いかにサードパーティーから面白い作品が数多くリリースされるか。もっと大きく言えば、いかに各ハードメーカーが、サードパーティーと信頼関係を築けるかがポイントになってきそう。
だって、めちゃくちゃ価格が安くて、すごく性能の良いゲーム機だったとしても、ソフトがなければタダの箱ですから。
どのゲーム機でも遊べるマルチプラットフォームの作品ではなく、「このゲーム機でしか遊べない」というオリジナル性の高い作品が、いま以上に今後の各ゲーム機の人気を左右しそうですよねえ。