ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー
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ステージ23:『おいでよ どうぶつの森』……ええ、もちろん行きますとも!
来週発売される『おいでよ どうぶつの森』(ニンテンドーDS 任天堂 11月23日発売 4800円[税込み])をいち早く遊んでみましたよ?。いやー、前作の『どうぶつの森+』(ゲームキューブ 任天堂 2001年12月14日発売 7140 [税込])は、けっこうやり込んだんですけど、やっぱりこのゲーム面白いですねえ。
『おいでよ どうぶつの森』は、基本的に『どうぶつの森』シリーズの流れを組むコミュニケーションゲーム。既存のゲームにある目的やクリアーという概念がなく、自由に気ままに"どうぶつの森"にある村の生活を楽しめばいいだけ。
強靭な敵と戦ったり、難解な謎を解いたり、複雑な操作を要したり、というややこしいことは一切なし。村ではボクたちが住む世界と同じように時間が流れ、虫を捕ったり、魚を釣ったり、果物を育てたり、好みの家具や洋服を揃えたり、手紙を出したり、森の仲間とおしゃべりしたり……と、実際の生活と同様さまざまことができる。
もちろん、雨が降ったり雪が降ったりと日々の天候も変化、そのうえ月日が経てば季節も変わる。そして季節にあわせて、村では花火大会や、クリスマスなどいろいろなイベントも行われる。
つまり、村の時間と、ボクらが住んでいる世界の時間がちゃんとリンクしており、プレイヤーが朝6時に起きて『おいでよ どうぶつの森』を遊べば、当然、ゲームの内の村の時間も朝6時になっている(時間設定を変えることも可能)というワケ。
とまあ、いつもとはちょっと違った生活が味わえるわけなんですね。現実世界とゲームの世界このふたつの世界を行ったり来たりするのが、すごく楽しいんです。
さらにですよ、『おいでよ どうぶつの森』は、ニンテンドーDSのワイヤレス通信機能を使って、ひとつの村で最大4人まで同時に遊べるのが特徴。友だちを自分の村に招待して、一緒に釣り大会をしたり、鬼ごっこをしたり、チャットをしたりと、さまざまな遊びが楽しめちゃう。
また、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用すれば、ネットワークを通じて、遠く離れた友だちと遊ぶこともできる。つまり北海道に住んでいる人が、沖縄の友だちと一緒に『おいでよ どうぶつの森』の世界で一緒に遊ぶことができるというワケ。
いや?、基本は『どうぶつの森』シリーズの流れを組むゲーム内容なんだけど、通信プレイがこれほどまでに楽しいとは思いませんでしたよ。まさにシリーズ前作以上の良質な遊び場を提供された印象。そこには、さまざな遊び道具が用意され、一緒に遊ぶプレイヤーによって多種多様の楽しみ方ができるのもポイント。
まさに、楽しみ方はプレイヤー次第。前作にはない新要素や新イベントもたくさん盛り込まれているので、前作にハマった人はもちろんのこと、これから初めてみようかな、という人でもハマるこ
ライター経歴
ローリング内沢
1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
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